「妻や夫とはどうしても価値観が合わない」“ギスギス夫婦”が離婚を決める前に知っておきたい「5つの態度」
具体的には、採用面接から見直して、常に会社の方向性を示し、従業員がどのバスに乗っているのかを理解させ、共感を促し、組織の一体感をつくろうとします。 ビジネスにおいては、この行き先の一致ができているかどうかが組織の力に直結するのですが、これを夫婦に置き換えると、どうなるのでしょうか。 ■夫婦で価値観の一致は極めて難しい ビジネスでは優れたチームをつくれるリーダーが、夫婦になると難しい理由がここにあります。
ビジネスでは理念を掲げ、ビジョンを示し、価値観の合う人を増やし、そうではない人に降りてもらうという定石のアプローチが、夫婦では通用しないのです。 子育てのような大きなテーマの場合には、子育ての理念や方針を話し合って合意をしていくアプローチは大変有効だと思いますが、離婚の原因となるような、日常の細かな価値観の不一致は、理念やビジョンでは解消できません。 トイレを立ってするのか、座ってするのか、という問題は、理念やビジョンの問題ではないのです。
では、どうしたらいいのでしょうか。 私は、「価値観が異なるときの5つの態度」を選んでもらうことを推奨しています。 ■価値観が異なるときの5つの態度 私自身が、コーチングのなかで学んだことなのですが、価値観が異なると感じる人に出会ったときに、どういう態度を取るべきか、それには5つの態度があるといいます。まず最初の3は以下です。 レベル1「否定する」 レベル2「疑う」 レベル3「受け入れる」 価値観が合わないときに、否定する、疑うというのは、ありがちな態度だと思います。
「なんでうちの妻はああなのかな」と疑ったり、「あいつの考え方はおかしい」と否定したりする。 ありがちですね。 「受け入れる」というのもよくわかる態度でしょう。 奥さんの考え方を甘んじて受け入れ、妥協する。奥さんがイヤがるならその行動をやめる。奥さんが喜ぶからそうする。そうやって、相手の価値観を受け入れる。とても尊い姿勢だと思います。 レベル3でもすでに相当に徳の高い態度でしょう。 では、レベル4、5は何だと思いますか?