「妻や夫とはどうしても価値観が合わない」“ギスギス夫婦”が離婚を決める前に知っておきたい「5つの態度」
・「せっかく自炊しようとしてたのに、私の料理はイヤなの?」なのか ・「あなたの健康が心配」なのか ・「お金使いすぎじゃない?」なのか、 時によっては、すごく喜んでくれるかもしれないし、ものすごく嫌がられるかもしれない。 これら1つひとつには、「正解」がありません。どう感じようともそれは価値観次第であり、そしてそのときの感情次第です。 離婚の原因に「性格の不一致」「価値観の不一致」は常に上位に上がりますが、価値観が合わないということを問題にしていたら、離婚の危機は毎日毎時間、毎秒ごとに訪れることになってしまいます。
これは、どうしたらいいのでしょうか。 ■ビジネスでは、価値観の一致は最重要テーマ そもそも「価値観」とはなんでしょうか。辞書によると、「ものごとの価値についての考え方」とあります。私たちはいつも、何に価値があり、何に価値がないかを判断して優先順位をつけています。 これはいいことだね、これは意味があるね、これはやるべきではないね、とものごとの価値を判断し、行動の優先順位を付けているわけです。 つまり、価値観の一致とは、「行動の優先順位をつけるための判断基準の統一」という意味合いがあるわけです。
ビジネスにおいては、この「行動の優先順位」をつけることは極めて重要なことです。 どの行動を起こすことがより収益を高めるのか。 どの行動を改善することがより顧客価値を高めるのか。 この価値観が人によってズレればズレるほど、企業は競争力を失ってしまうわけです。 そこで、企業が何をするかというと、「企業理念」を掲げ、会社が存在する「目的」を一致させようと試みます。 ビジネスの世界では、会社と従業員の関係について「同じバスに乗っているか」という表現をよくします。
会社を1台のバスに見立て、バスには行き先があり、従業員はバスに乗っている人たちだとして、それぞれの向かおうとしている先は一緒なのだろうか、と確認するわけです。 行き先を気にしていない人がいたり、それぞれが違う方向を目指している人が乗っていたら、そのバスはどこに向かうべきかを見失ってしまいます。 そのために、企業理念を掲げ、中期ビジョンを掲げ、バスの行き先を示します。その行き先に共感した人はそのバスに乗り続け、そうではない人には降りてもらう。それがビジネスにおける「価値観一致」のアプローチの定石です。