大阪市・松井市長が定例会見11月19日(全文2)破棄してるけどサーバーに残ってる
増える可能性を住民投票前に伝えなかったのはどう考えるのか
毎日放送:住民投票の際に、淀川左岸線の工事が進んでいるということ、府市一体となってできているというふうなこと等を含めてかなり宣伝されていたと思うんですけれども、そういった増える可能性について、事前に伝えていなかったっていうのはどのようにお考えでしょうか。 松井:住民投票のときに? 毎日放送:はい。 松井:そのとき、まだ決まっていないから伝えていないと。これはあくまでまだ試算段階ですから。それで、例えば万博の会場経費についても、これは上振れするということも伝えています。でも、今出ている数字というのは1200億なわけで。これは、上振れはやっぱり可能性はありますよということは、これまでも、あらゆるところで会見も通じて、僕もそれは市民の皆さんに伝えてきていますんでね。 でも、これからできるだけそういう、やっぱり上振れ部分は抑えていくという方向で役所として動いています。だから、そのことは、まだ正確に出ていない工事経費を、その時点で別になんら伝える必要も。それ以外にも上振れの可能性は出てきていますから、全ての。やっぱり建築コストというものが、これは物価上昇率から見ても非常に上がってきているのは事実ですから。でも、それを全部踏まえながら、いかに経済効果をもたらして減価償却できるような、そういう形の大都市をつくっていくのがわれわれの目指してきているものです。なんら、別にそれ、なんかの目的を持ってそれを言っていないとか、そういうことではありません。
伝えようとは考えなかったのか
毎日放送:国交省は取材に対して6月の段階で846億増えるというふうに言われたときに、もっと早い段階で伝えられたんじゃないかと。この額というのはかなり大きいというふうにかなり驚いたというふうには担当者が話していまして、これぐらいの額というのが、こんなに大きな数字というのは、動くことがあるんですかというふうなことを聞くと、事前にこんなに上振れするというふうなことはあまりないというふうに国交省も言っているんですね。 あまり例がないことなのであれば、きちんと住民投票などの前にきちんとそういうふうな、いろんな試算にも関わってきますし、そういうふうに伝えようというふうにお考えにならなかったですか。 松井:あまり例があるとかないとか、その時点で僕全然分からないからね。僕は職員のほうから、建築部局のほうから聞いてたのは、土壌汚染の量が非常に増えてきたと。これを処理するのにちょっと上振れが、あのときの感覚では6割、7割の上振れがある可能性が高いですと。土壌汚染の調査は、それまで分からなかったの? ということは聞きました。 ただ、ああいう河川の堤防の開削工事をする場合は、ボーリング調査だけでは出てこないところもあるということなんで、じゃあ正確にもう少し、精緻に計算をするようにということを伝えました。 毎日放送:今の段階ではそういうふうに固まっていなかったから、そういう土壌汚染があったというのが分かったのが去年の11月なんですけども、その金額がこの段階まで出てこなかったと。市長としてそういうふうに言ってこなかった、きちんとした正確な数字というのは先日おっしゃられた数字に圧縮されて、そうはなっているんですけども、事前にそういうふうに伝えてなかったことについては今のところ問題ないというふうにお考えでしょうか。 松井:事前に誰に?