大阪市・松井市長が定例会見11月19日(全文2)破棄してるけどサーバーに残ってる
メールを復元して確認する考えは?
読売新聞:この財政局の幹部の方は、メール自体は削除してしまったということなんですけど、それは復元はしようと思えばできるのかなと思うんですけど、市長としてその辺、また復元してあらためて確認したりとか、そういうことっていうのは考えてらっしゃいますでしょうか。 松井:これは記事のとおりのものです。きのうの僕のところに報告した時点で、後半の部分で、デメリットを生じる恐れがあると。財政局の幹部という、そこも記事に入ってたわけ。それは当事者はそれを確認しながら了承してます。そこを隠したかったということだと、そういうことだということで報告を受けてます。隠したかったとは言ってないけど、そこは関与したと思われるのがそういうふうに受け取られかねないと。でもそれを言うということは関与してたわけなんですけど。だから、でもそこでは最後は、そこはもう自ら一線を踏み越えることだけはなんとかとどまったんじゃない? 読売新聞:記事のとおりということで、あらためて後半部分を復元してみるようなお考えというのは特にはないということでしょうか。 松井:だって記事はもうネットにちゃんと出てるやん、ずっと。だから今それを復元しても、同じものが出てくるだけです。当事者はそういうふうに言ってます。記事のとおりのことです。 読売新聞:ありがとうございました。 司会:読売テレビ。
確認用の原稿が公文書に当たる理由は
読売テレビ:すいません、読売テレビの渕上です。財政局の問題に絡んでなんですけれども、あらためて確認してくれと送られてきた原稿が公文書に当たる理由を教えていただけますでしょうか。 松井:これはまず私用携帯に送られてきたものを公用のパソコンに転送し、そこでプリントアウトをして組織内で共有したと。もうこの時点で公文書扱いになります。これがルールです。これは財政局はもうエリート、市の中でもエリート集団なんで、そのようなことは熟知しているメンバーです。 読売テレビ:処分を検討されているというところで、今、人事局がやってるというところなんですけども、市長としてはどのぐらいの時期に処分をして、あらためて処分内容としてはどういうものが適切かというお考えがあれば教えてください。 松井:いや、これは市長として僕がそれを言うと、そのことがトップの判断として役所の意思決定を左右することになりますから、僕はそれは人事当局にもうルールに基づいた形で早期に内容をやっぱり決定してほしいと思ってます。 ただ、これは僕自身にも責任あるというのは感じてます。やはり信頼関係がそこまでつくれていなかったと。きのうも、財政局長が僕自身のやっぱり責任も感じていると、何度も僕のところに説明にきているわけですから。それがその都度言い分が変わっているわけなんで。それは非常に僕としては非常に残念だし、でもこれは市長としてやはりその信頼関係をつくれなかった僕の責任でもあるんだなと。ただ、財政当局、財政局職員からすると、やっぱり大阪市役所という大きな予算の権限を持つところで、やっぱり仕事をしたいという思いで入ってきたんだろうし。 ただ、これ、都構想になったからとして、特別区になっても大阪府とのがらがらぽんで人員は変わるわけだから、何も特別区、少し権限と財源が今と比べれば縮小した自治体に行くとか、そちら側で、まだ何も決まっていないわけだからね。そういうところ、ちゃんと説明を僕自身がもっと、丁寧に説明すべきだったのかなとは思いますけどね。ただただ、そこについては残念だし、僕自身も反省しなければならないと思ってます。