どうする?“キングカズ”…移籍したJFL鈴鹿のトラブルにJリーグが一時的に“J3昇格資格剥奪”の処分
いずれにしても現状ではJ3へ昇格する資格すらはく奪する厳しい処分に、Jリーグが踏み込んだと言っていい。真偽は不明ながら元執行役員は2月下旬に、鈴鹿が持続化給付金を不正に受給する詐欺行為をはたらいていた、とするツイートも投稿している。 鈴鹿はシーズン開幕へ向けたキャンプを打ち上げ、オフだった2月27日にカズは横浜FCがV・ファーレン長崎を迎え、明治安田生命J2リーグ第2節が行われたニッパツ三ツ沢球技場に来場。試合前に行われたホームのファン・サポーターへの挨拶でこんな言葉を残し、1-0で逃げ切った古巣の連勝スタートを見届けている。 「自分もJ3昇格へ全力を尽くして頑張るので、横浜FCもJ1昇格へ、みんなの力でまた目標を達成して下さい。僕もそれを願っています。頑張ってください」 一夜明けて、鈴鹿を取り巻く状況は大きく変わった。ホームの四日市市中央緑地公園陸上競技場に百年構想クラブのひとつ、ラインメール青森を迎える13日の開幕戦を前に大きな問題を突きつけられた鈴鹿は28日夜に、一連の処分に対するクラブとしての見解を1日午後に説明する――としたリリースを急きょ発表している。 (文責・藤江直人/スポーツライター)