平峰一貴(No.12 MARELLI IMPUL Z)「3位表彰台で終われて本当よかったな。でもやっぱり淋しいな。」 | SUPER GT 2024 第5戦(最終戦) 鈴鹿サーキット【SUPER GTあの瞬間】
平峰:そうですね。とにかく“予選が予選だった”んで、このままでは絶対終われないっていう気持ちもありました。もうほんとにカルソニックとマレリのステッカーが貼られたクルマに乗れるっていうことは、僕にとってとても大切な財産だと思っていたので、その思いという部分でもすごい……なんて言えばいいのかな、“重いもの”でしたね。いい意味で、この青のクルマ、カルソニックとマレリの両方に乗れたというのは、ドライバーとしてはすごいことですし、やっぱりチームとカルソニックと、あとマレリに恩返しも込めて、絶対最終戦は表彰台で最低でも終わりたいと思っていたので、最終的には優勝ではなかったけど、3位表彰台で終われて本当よかったなっていう……ちょっとホッとした気持ちもありながら、やっぱり淋しいなっていう気持ちも正直ありますね。
── 鈴鹿での躍進によってシリーズランキングは6位へとポジションアップし、シーズンが終了。どんなシーズンでしたか?
平峰:去年が非常に苦しいシーズンでしたが、今年は表彰台に最終戦合わせて2回かな? 乗ったんで、自分なりには大きなミスもなく、全力を出し切ったレースができたと思いますね。毎年毎年の契約書にハンコをついて、『よし、今シーズンを戦うぞ!』となったとき、やっぱり悔いのないよう、『あれやっておけばよかった、なんであのときわかっててやらなかったんだ!?』っていうことがないようにするのは当然なことですが、(SUPER GTレースが)年間8戦とはいえ、その8戦を戦うまでにいろいろやるべきことが本当にたくさんあって。いろんなことに対しても全力で取り組んできたので、悔いはないのですが、結果としてはシリーズチャンピオンが獲れなかったので、ファンの皆さんにもほんと申し訳ないなと思います。とはいえ、いろんなバトルとか、楽しかったこと、悔しかったことを一緒に共有することで、ファンの皆さんに思いが届けばなと思ってます。