坂本、鍵山らに銀メダル授与 北京冬季五輪のフィギュア団体
【パリ共同】2022年北京冬季五輪フィギュアスケート団体で繰り上がったメダルの授与式が7日、エッフェル塔を望むトロカデロ庭園の「チャンピオンズ・パーク」で行われた。銀メダルを受け取った日本の男子、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は「ようやく僕たちの北京五輪が終わったというすっきりした気持ち」と感慨に浸った。 大勢の観衆から祝福され、女子の坂本花織(シスメックス)は「2年半この日を待ちわびていた。お客さんの熱量がすごかった」と興奮気味に話した。樋口新葉(ノエビア)、ペアの三浦璃来と木原龍一(ともに木下グループ)、アイスダンスの小松原尊と引退した妻の美里さんも出席。全員が手の指にこの日欠席した宇野昌磨さんの名前を書き込んで笑顔でメダルを授与された。 カミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング違反に伴う混乱で2年半実施が見送られていた。7月25日に米国の1位と日本の2位への繰り上げが確定。国際オリンピック委員会(IOC)は日米のメダリストを夏季五輪開催中のパリに招待した。