万博開催時は「会場に自転車で行けるようにする」大阪・吉村知事会見8月24日(全文5完)
大阪府の吉村洋文知事は24日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪・吉村知事「感染急拡大期ではないが非常に高い水準」 定例会見(2022年8月24日)」に対応しております。 【動画】大阪・吉村知事「感染急拡大期ではないが非常に高い水準」 定例会見(2022年8月24日) ◇ ◇
感染した障害者の隔離は施設側が担っている
朝日放送テレビ:朝日放送テレビの【ニシムラ 01:30:29】です。私がお伺いしたいのは、施設内療養についてです。障害者の施設、グループホームやショートステイ、極めて狭い場所で感染者が出ています。こういった施設でゾーニングがなかなかできないので、結局、病院や療養施設に入れなかった方を障害者の事業所側が自前で場所や人を確保して、24時間体制で感染者を見ているという事実があります。ここに人と場所の両方のお金、また人手が掛かっていて、ここが持ち出しになってしまっていて、福祉の事業所としてかなり厳しい負担が強いられている状況があります。 先ほどからのお話の中で、コロナは2類相当であるので隔離が必要だと。これはホテル療養、それだけ税金を付けてるっていうのは、隔離が必要だっていうことの知事のお話もありました。これ障害者施設で感染者が起きた場合も同じだと思います。隔離が必要になってきます。ところが、ホテル療養はやはり介護が必要な人をなかなか受け入れが難しいので、そこには当てはまらない。じゃあ病院はどうか。重ければ入ることはできるけれども、中等症以下の方は入ることができない。結局は障害者の事業所側が自らの施設の中で療養場所を設けて人を付けてしなければならないという、隔離を結局、施設側が担っている。これが大変、福祉業界で負担になっているという現実があります。
障害者施設にも検査等で独自の支援策を実施
私の質問は、知事のお考えは、今この大変疲弊している障害者施設、また福祉の施設の現状を聞いてというか、知って、そういった弱い立場の人に新たな隔離の場、あるいは人を付ける、ここに支援を付けるというお考えがありますかというのが私の質問です。 吉村:まず、これは病気として見たときにリスクの高い人をやっぱり守っていく。これを判断の指標にしていく必要があると思っています。なので、これはやっぱり障害がおありの方もさまざまな障害があって、リスクという点で見ると、やはり高齢者施設に偏ってるというのが実態だと思っています。お亡くなりになる人も含めて。そういった施設に対しては、国が施設内療養をしたときに1人当たり1万円、そして合計で30万円の支援をしてる。これに対して、府として独自の上乗せをしています。合計で45万円、1人当たり施設療養をしたら見れると。そして、そこで人の手当だとかも、やっぱり介護士さん、数がもともと少ないですから、そういったところの府独自の支援をして、なんとかリスクの高い人をお守りするということを、今、やっているところです。 障害者施設についても、検査等では独自の支援策ということはやっております。なので、そういったところを活用して、療養者1人当たりの療養支援ということは制度化はしておりませんけれども、検査の支援であったり、そういったさまざまな、福祉施設としての支援をしておりますので、それをなんとか活用していただきたいと。 われわれ大阪府として、やはりリスクの高い方を、独居の高齢者も含めて、高齢者施設にいる方も含めてお守りするということを中心としながら、やっぱり福祉施設に対する支援ということも強化していきたいと思います。 朝日放送テレビ:確かに、命を守るということが大前提、最も優先だということはよく分かります。ただ、命を守るということと同時に暮らしを守る、また事業を守るということも大事なのかなと、私は現場を見ていてそのように感じております。その上で、障害者施設に対して検査と、あとはそういう知事が以前おっしゃっていた、例えば訓練をするとか、そういうようなことをされているというのは、もちろん分かるんですけれども、それと同時にやはり隔離の場所なのか、人の手当なのか、要は受け皿がないというところに対する人たちに対して、じゃあ現場にお任せ、感染者が発生したらもう現場でお任せ。