万博開催時は「会場に自転車で行けるようにする」大阪・吉村知事会見8月24日(全文5完)
サイクルライン整備事業の意義と期待感を
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。広域的な自転車通行環境整備の充実に関する質問なんですけれど、大阪・関西万博の開催に向けての周遊ができるサイクルラインということで、まずこの事業に対する意義とか期待感、あとサイクルライン広域とのことですけれど、兵庫県だったり京都だったりと、近隣府県との連携などを考えていらっしゃるかどうか、お願いします。 吉村:これからやはり健康ということが非常に重要なテーマになってきます。万博も「いのち輝く未来社会のデザイン」にしておりますので、そういった意味では、自転車を活用して健康を維持するということは重要だと思ってます。その基礎となるサイクルラインをつくることによって、これは観光も含めて、健康も含めて、地域の活性も含めて、サイクルラインを整備するということは、これから必要なことだと思っています。なので、2025年の万博はそういうテーマでもありますから、万博会場を中心としてそこから波状に延びるサイクルラインを整備すると。万博のレガシーの1つとして残していきたいと思います。 これは淀川サイクルラインでいくと、これは京都につなげます。京都の、全国的なサイクルラインにできるだけ、大規模な自転車道に、サイクルラインにつなげていって、万博を中心に波状に延ばしてますけども、その先は大規模ないわゆる自転車道、広域の自転車道につなげていくというのが目標です。
将来的に自転車や歩行者も夢洲に入れるようにするのか
なので淀川サイクルラインも最終的には京都につなげて、京都のサイクルラインにつなげていく。石川サイクルライン、これは大和川とつないで奈良につなげていくと。そして大阪湾のサイクルラインについては和歌山につなげていくと。ちょっとサイクルラインの方向からして兵庫とつながってるのはないですけども、京都、奈良、和歌山との広域的なサイクルラインにつなげていくということが最終目標になります。 万博までは、万博のときにそこまで完成はしないとしても、万博のときまでに、万博を中心とした波状となるようなサイクルラインを整備して、そしてその先、他の都道府県とつなげてレガシーにしていきたいと思っています。 Lmaga.jp:あともう1点なんですけど、現在、夢洲へは自転車の乗り入れなどはできないと思うんですけれど、将来的には自転車や歩行者などの扱いっていうのは、夢洲に入れるようにするのか、しないのか、どのようなご計画がありますかね。 吉村:万博のときには夢洲に乗り入れれるようにします。万博で自転車の駐輪場も設置をします。このサイクルラインに合わせて。なので、特に淀川サイクルラインでは、もうそのまま万博会場に自転車で行けるような仕組みをつくります。万博会場の入口まで。大和川サイクルラインは出口がどうしても咲洲になるので、咲洲のトンネル、夢洲とのトンネル、あそこはもう見てもらったら分かるんですけど、車しか通れません。あそこを自転車が走ったら危ないですから、あそこはちょっと自転車は無理です。なので、この大和川は咲洲になりますけども、でも咲洲ってそこから1駅ですから、万博会場まで。ちょっとやり方は考えますけども、要は万博会場に自転車、サイクルラインを通じて行けるようにします。その予定です。 Lmaga.jp:すいません、細かいことなんですけれど、もし自転車で乗り入れできるようになったときの駐輪場の規模感っていうのは、お考えありますか。 吉村:それはこれから博覧会の、万博機構と詰めていきます。 Lmaga.jp:ありがとうございます。 司会:それでは最後に、フランス10さん。