湘南ボーイズ、エース濱本が5回を1安打零封 大波“主将”が5打点で全国切符…春季全国大会予選
◆第55回日本少年野球春季全国大会・神奈川県支部予選(第17回リスト杯争奪秋季神奈川大会) ▽決勝 湘南ボーイズ9―0横浜泉中央ボーイズ=5回コールド=(11月23日、俣野公園・横浜薬大スタジアム) 来年開催の第55回春季全国大会(3月26~31日・大田スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。神奈川県支部では湘南ボーイズが横浜泉中央ボーイズをコールドで下し2年ぶり16度目の出場を決めた。3位の相模ボーイズを加えた3チームが来春開催予定のDeNAベイスターズカップに出場する。 ※ ※ ※ 強い湘南が帰ってきた。完勝で神奈川を制したナインは体をぶつけ合い勝利の余韻に浸った。 先発のエース・濱本が躍動した。初回先頭から2者連続三振を奪う力投をみせる。今までは熱くなりすぎて制球を乱すこともあったが、田代栄次監督(47)の「自分のできることをしっかりやりなさい」の助言に冷静に腕を振る。120キロ台の直球と縦のスライダーを武器に5回を1安打2四球5K、二塁を踏ませない70球の熱投で優勝に導いた。 打線は2回に爆発。1死満塁から押し出し四球で先制すると2死から1番・大波が左前に2点打。大波は3回2死満塁でも一塁線を破る三塁打を放つなど5打点の活躍に「チャンスでも自分のスイングをすることを心がけた」と胸を張った。 大波から加藤大、近堂と続く上位打線は旧チームからメンバー入り。3人が日替わりで主将を務めてきた。近堂は「優勝は素直にうれしい」と笑顔で語った。 春夏35度の全国大会出場の名門。今春は兄弟チームの湘南茅ケ崎が全国大会初出場し、湘南クラブとしては“10季連続”の全国舞台となる。「(春までに)球種を増やしたい」と意気込む濱本に、この日のキャプテン・大波は「日本一を目指したい」とキッパリ。春季全国は準優勝が最高成績。来年から神奈川支部は分割予定で、最後の“神奈川王者”が本気で優勝旗を取りにいく。 【湘南ボーイズ・登録メンバー】※は主将 ▽2年生 ※大波航、田中凌太、宮坂淳平、澤田蒼空、長谷川煌、濱本理巨、近堂大芽、吉原翔、中村琉聖、加藤大雅、露木颯太、太田良穂、粟國洸生、佐藤倖一、関野佑弥、久原璃空、樺山來喜、小林龍臣、橋口健佑、伊藤凌、加藤佑都、百瀬麻輝、野間眞成、山田敬喜、管陽太郎 【表彰選手】 最優秀選手賞 濱本理巨(湘南) 優秀選手賞 小林奏和(横浜泉中央)
報知新聞社