新車もいい! 中古でもいい!! いま絶対手に入れたい[ちょっ速ホットハッチ]5選
■人と被らないホットハッチをお望みならダイハツの「ブーンX4」はいかが?
中古車でもOKという守備範囲が広い人にとってはある意味、選びたい放題の国産ホットハッチ。なかでも"人と被らない"という条件に重きを置いている人は、ダイハツのブーンX4(クロスフォー)という選択肢はどうだろうか? トヨタの車両企画力とダイハツのスモールカー開発技術・生産ノウハウを結集させた、国内市場では初めてとなる両社の共同開発車として2004年6月に登場したブーン。 軽乗用車とコンパクト2BOXが交差する市場の開拓を狙って"マイ・パートナー・コンパクト"をテーマに登場したブーンに対し、2006年3月に登場したブーンX4はモータースポーツ参加用ベース車両としてデビューした。 新開発の936ccツインカム4気筒ターボエンジンはインタークーラーのフィンを冷却して吸気温度を下げることでエンジン性能を最大限に発揮するインタークーラーウォータースプレーを採用して、133psの最高出力と13.5kg・mの最大トルクを発生。 クロスギヤレシオの5速MTやフルタイム4WDにより高い走破性を実現するとともに、前後スタビライザーやスポーツサスペンションの採用で優れた操縦安定性も発揮した。 また、MOMOの革巻ステアリング、スモークドガラス、14インチアルミホイール、カラードドアアウターハンドルなど、標準モデルとは一線を画す専用装備もスペシャル感満点。 2006年の全日本ラリー選手権においてはクラス優勝も達成し、その高い走行性能を世に知らしめた。 モータースポーツ参加用ベース車両とはいえキーレスエントリー、クリーンエアフィルター付エアコン、運転席シートリフター、電動格納式カラードドアミラーといった快適装備も充実。 ブーンX4はストリートユースにおいても問題なく使える個性派ホットハッチで魅力もたっぷりなのだが、残念なのは中古車市場でのタマ数は少なさ。その希少性もあって、価格も200万円前後と高値安定状況にあるのが実情だ。