リヴァプールのチアゴ・アルカンタラとマティプが契約満了 クロップ監督とともに退団へ
リヴァプールは元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラと元カメルーン代表DFジョエル・マティプの今シーズン限りでの退団をを発表した。同クラブの公式サイトが伝えている。 【動画|遠藤は76分までプレー!アストンヴィラ vs リヴァプール】試合ハイライト 23/24シーズン プレミアリーグ 第37節 現在33歳のチアゴ・アルカンタラと32歳のマティプは、契約満了に伴い今シーズンの終了とともに、リヴァプールに別れを告げることになる。 2020年の夏の移籍市場でリヴァプールに移籍したチアゴ・アルカンタラは、卓越したボール扱いとパスセンスで、それまでリヴァプールの中盤に欠けていた創造性をもたらした。加入以来、負傷により離脱することも多く、今シーズンは第23節アーセナル戦のみの出場に留まっている。 ドイツのシャルケからフリートランスファーで加入したマティプは、在籍した8シーズンで201試合に出場。長い手足を活かしたディフェンスや独特な持ち運びで、UEFAチャンピオンズリーグ優勝や2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝に貢献した。 チアゴ・アルカンタラとマティプとともに、今シーズン限りでリヴァプール退任の決まっているユルゲン・クロップは、プレミアリーグ最終節ウルブス戦を前にした記者会見で両選手に対して、以下のようにコメントを残した。 「今週、ジョエル(マティプ)とチアゴ(アルカンタラ)が私のオフィスに来て、少し長く話し合いをしたんだ。ジョエルより優れたフリートランスファーを見たことがあるかい?(これから)彼を獲得するクラブは間違いなく幸運だ。彼はワールドクラスの選手でとても謙虚だ。その両方を兼ね備えているのはとても珍しいことなんだ」 「次のワールドクラスの選手はチアゴだね。パラレルワールドならケガのないキャリアを見たかった。彼は私が見た中で、最高の選手の1人であり、可能とは思えなかったことができ、ピッチのすべてをコントロールできるんだ」 マティプは12月に行われたフラム戦で前十字じん帯断裂の大ケガを負い、現在は復帰に向けてリハビリに励んでいるが、このフラム戦がリヴァプール最終戦となった。 2月のアーセナル戦以来、出場のないチアゴ・アルカンタラについて、クロップ監督は「昨日は本当に調子が良かった」と語っている。またウルブス戦に向けたトレーニングに復帰したとも報じられており、アンフィールドで最後の勇姿を見られる可能性もあるようだ。
SPOTV NEWS