「気合いを入れすぎるクセを見直しています」MEGUMIさんが続ける内面美容とは?
美容本のヒットが記憶に新しい俳優・MEGUMIさん。美を追求し続ける彼女にとって、外側からのアプローチだけではなく、自分自身の心を整えることも美容の一つ。そんなMEGUMIさんが自分の思考のクセや行動パターンとどう向き合っているか聞いた。
MEGUMIさん(めぐみ)
1981年生まれ。俳優やタレントのほか、映像のプロデュースなど幅広い事業に携わる。2023年刊行の美容本『キレイはこれでつくれます』は発行部数50万部を突破。5月に発売された新刊『心に効く美容』(講談社)では、心に効く美容法や思考法を紹介。
気合を入れすぎるクセを見直して力を抜いています
性別関係なく35歳を過ぎた頃から、不安や自信のなさなどの内面のクセが表情に透け出るように感じます。自分の心に向き合い整えると、感情の手綱を引けるようになり美しさにつながるはず。 そんな考えから新刊『心に効く美容』を書きました。私自身、いろんなアプローチを通して自分の思考と向き合う日々です。 そもそも私は大変“気合の入った性格”でして(笑)。例えば、何かに取り組む時の目標をかなり高めに設定するクセが、昔はありました。“週3回ジムに行く”など自分のキャパを超えた設定をしたせいで途中で挫折をし、またできなかったと自分の心に刃を刺す。 その経験から近年は最初から無理のない目標設定に。ジムは週1に減らし、残りの日はユーチューブで10分程度のフィットネス動画を見て運動する。それも難しい日はスクワット10回すればOK。そんなリズムに落ち着きました。 目標を立ててそれを実現するというのが私の生き方ですが、やりたいことをただ思い描くだけでは当然忘れる。3か月に1回、目標と達成するためにやるべきことをノートに書き出します。俳優・母親・女として…などとカテゴリーごとに書いていくうちに頭が整理される。この習慣、15年近く続いているかな。 あと自分でも思うのは、仕事と違ってプライベートでは本来、気合などいらないということ(笑)。その切り替えがうまくないんです。休日でもつい動いちゃうので、最近はあえて家で何もせずに過ごす日を作っています。赴くままに寝て食べてお風呂に入る。そうすると感覚がニュートラルになっていく気がして、こんな過ごし方もいいなと思ってます。
取材・文/門上奈央(初出『Tarzan』No.881・2024年6月6日発売)