菅首相が会見 「宣言」延長・7府県追加(全文3完)中和抗体薬は十分な量を確保
明らかにインフルエンザと違う
その中で、さらに昨年の政令の改正で、リジッドに、感染したらすぐ入院なんていうことは必要ないということが、国から連絡が来ているので、もうすでに実態的にはかなり弾力的な運用が出てきていると思います。さらに、その上で言いますと、今の現状では、これがインフルエンザと同等という、文字どおり同等というわけには、無症状者の人、軽い人がいるという意味ではそうかもしれませんけど、実は感染すると若い人でも重症化する、あるいは感染が軽くて、非常に軽くても、特に若い人ですけども、後遺症がこれだけ長く続くということは、これは明らかにインフルエンザと違いますので、今のところはやはり、もう弾力的にすでになってるので、それを5類に今の段階で変える必要は、私はないと思います。 しかしこれからワクチンの接種が進んで、だんだんと、いずれ私はインフルエンザのような時代に、早く来てほしいと思いますけど、そういうふうになったときには抜本的にそういうことを議論する、そうなったら議論すべきだと思います。 司会:それでは大変恐縮ですが、あと2問とさせていただきます。中国新聞の下久保さん、どうぞ。
どのように政治のメッセージを伝えていくのか
中国新聞:中国新聞社の下久保です。よろしくお願いします。総理にお尋ねします。災害避難所のコロナ対策についてお伺いします。今月、九州や広島、長野など、大雨被害が続いていますが、こういう事態になると住民の方、災害避難所に駆け込むに当たってどのような感染対策をされているのかということがやはり関心になっていると思います。この点について、どのような対策を取られているかお伺いしたいと思います。 この点において、緊急時というのはどのような対策を取っているかということについて、総理の分かりやすいメッセージが求められているのだと思うんですが、総理の、今回の会見もそうですが、原稿の棒読みというところがこれまでも指摘されていますが、やはり分かりやすく国民に伝えるため、そういうことが求められる中で、広島においては先日、原爆の日の式典でのあいさつの読み飛ばしもありましたが、どのように政治のメッセージを伝えていくか、この点についてお伺いさせてください。 菅:まず災害などの緊急時における正確で速やかな情報発信は、国民の生命、財産を守るために極めて重要なものと認識しています。そのために必要な情報というものを適時的確に、そして丁寧に分かりやすく発信することが大事だというふうに思っています。 例えば今回の大雨に伴って開設されています避難所、ここにおいて、私、毎日コロナの状況というものも報告を受けております。そういう中で具体的には分散避難というものも呼び掛けたり、あるいはホテルや旅館、こうしたことの活用も含めて、可能な限り多くの避難場所を確保する。そうした中で避難所においては、やはり消毒ですよね。さらに衛生管理、密を避けるための十分なスペース、そうしたものを個別で取っているとか、そうしたことを私、この大雨の中については報告を受けながら、これ、対応しております。そういう意味において、コロナの発生したという報告は今まで全くありません。どこについても、避難所についてはそういう運営を行っていると、そういうことです。 司会:それでは毎日放送の三澤さん、どうぞ。こちらで最後とさせていただきます。