【放置子】不倫相手の存在を堂々と明かす毒親!?娘を「育児放棄」している自覚がない実話に驚愕【作者に聞く】
山野しらす(@shirasu00mori)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づく漫画をいくつも公開している。2024年6月まで投稿していた「私が放置子だった頃の話」は、知人の実体験を基に描かれており、話題になっている。今回は母が塾の先生に不倫相手の存在を明かすエピソードを紹介するとともに、2児の母でもある山野しらすさんにギャンブルなどにお金を使う両親についてもインタビューした。 【漫画】本編を読む ※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。 両親はギャンブルやタバコなどに浪費するばかりで、娘のしおりちゃんにはお金をかけようとしなかったという。塾のパパ先生は、親の態度や暴言をこれ以上見過ごすことはできないと判断。 翌日、パパ先生はしおりちゃんの母に電話して、生徒さんの親御さんと定期的に面談をしているので、面談させてほしいと話す。しかし、プライドの高い母は「フルタイムで働いていて忙しい」などと言って、面談に乗り気ではない様子。パパ先生は「夜15分でもいいのでお話できませんか?」と強めに言うと、ようやく了承してくれた。 面談当日、母は予定よりも30分遅れて塾へやって来た。お肌もツヤツヤだったので、今思えば不倫相手とホテルにでも行っていたのだろう。面談でパパ先生は「子どもが学力をつけるために大切なことがあるんです」と話し始め、「毎日過ごす家庭環境、そして子どもが自分自身のことを好きかどうか」など基本的なことを言う。 けれど、母は「うちは全部大丈夫だから、関係ないわね」と言い出す。今までしおりちゃんをまともに育児してこなかったにも関わらず、母にはその自覚が全くないのだ。 パパ先生はそんな母に対して「問題だらけです。不貞相手の存在を公にする、子どもに家事をさせると明言して、子どもの生活リズムを全く気にかけない!」と言うと、「なによ失礼ね!」を怒り始める母。 すると、パパ先生は「しかるべき機関や行政にもご家庭のことを報告する」と説明すると、公務員の母はさすがにマズいと思い始める。その言葉に怯んだ母は「ちょっと考えるわよ」と吐き捨てるように言うと、しおりちゃんを連れて帰っていく。 母はそのことを不倫相手に話すと、「その先生の言うことは正しいよ。正直、俺も君を擁護できない」と言われてしまう。そして、2人の関係にも変化が起き始めるのであった…。 ――パパ先生の言葉が全く響いていない母について、山野しらすさんはどう思われましたか? 「ここで響くような人だったら、娘にこんな仕打ちをしないよな…」という気持ちでした。ある意味納得したような気持ちでした。 ――両親はギャンブルなどに浪費して、しおりちゃんにはお金をかけようとしなかったそうですね。この点について、山野しらすさんのご意見をお聞かせください。 子どもにお金をかけすぎる、与えすぎるのもよくないとは思うのですが、パチンコに使うくらいなら学費を出してやれよと心から思います。 塾の先生の言葉がきっかけで、母の周りでも少しずつ変化が起き始める。本作は放置子の視点からストーリーが展開していき、母の不倫など大人の事情で放置子になってしまった娘のリアルな現状を描いている。興味がある人はぜひ読んでみて! 取材協力:山野しらす(@shirasu00mori)