尾身会長が会見 大型連休はコロナ対策徹底を(全文3完)市民に要請するだけの時代は終わったんじゃないか
中長期には科学技術とITで制限を最小化すべき
私は、もうそれは、そういう時代は、市民に要請するだけの、いいですか、要請するだけの対応は、もうそういう時代は一応終わったんじゃないかと、今の全体の流れ。これはまた別の亜種が出てくれば別ですよ。そういう意味では、私はなるべく市民が普通の生活に戻るほうがいいと思う。 ただしそのときに、やっぱり国や自治体や医療界がやるべきことがあって、やっぱり前から私、申し上げてるのは、中長期には科学技術とITですね。アプリだとか下水の、そういうものをフルに活用することによって人々の行動の制限みたいなのを最小化する。やっぱりここまでくると科学技術を、今もうずいぶん科学技術といって、その中に薬もあるし、ワクチンもある、検査もあるわけだけども、それ以外にアプリケーションの問題だとか。これも一部の県ではうまくやってるわけですよね。下水道のサーベイランスなんかもあり得る。 こういう人々の行動制限に代わる、だからといって人々がまったく基本的の、感染、どこまで緩めるかっていうのは状況によりますけど、私は少なくとも、ここまでくると最大限に科学技術とITと、そういうアプリなんかも含めて、これを最大限に使う、普及させることに、やっぱり国や自治体は、で、民間の人の力を借りてですね。そういうことで国民が納得してやるというのが私は一番いい姿だと思います。ただし何かまた別の、非常に病原性も強いし、伝播の強いのが出ればまた別の話ですけど、そんな感じです。
市民に要請するだけの対応とはどういう意味か
毎日新聞:すいません、ちょっと。非常に重要なとこなのであれなんですが、今おっしゃった市民に要請するだけの対応はもう終わったと。この市民に要請するだけの対応というのは、これ、どういう意味なんでしょうか。何を指してるんでしょうか。 尾身:これはもう前、このフレーズは前にも私、使ったと思うんですね。つまり科学技術あるわけですよね、検査だとか。それを、非常に検査、ワクチンというのが理想的にできれば、人々の制限は少し楽になりますよね。そういう意味で申し上げて。だけというか、そういうことに、人々の行動変容に頼るという方法を、頼るだけというのはちょっと言葉がもしかしたら、ごめんなさいね、頼るという方法を中心にやってきたわけですよね。そういうことから、人々にはまたこれからも協力をしてもらわなきゃいけない場面は、今回の連休はそうですよね。人々に一定程度の基本的。しかし今のお話は中長期の話なんで、それにはやっぱり、人々が社会生活をなるべく元に戻せるように、活用できるITとか活用できるテクノロジーはそうしたために、社会経済を動かすためにフルに活用すべき時期にきた。だけというのよりも、それを中心にという言葉で。言葉をちょっと変えてください。 司会:よろしいですか。はい。ほかにございますでしょうか。では一番前の。