記者の質問に答える尾身会長

　政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は27日午後、記者会見を行った。 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「尾身会長が会見　大型連休のコロナ対策徹底を呼びかけ（2022年4月27日）」に対応しております。 【動画】尾身会長が会見　大型連休のコロナ対策徹底を呼びかけ（2022年4月27日） 　　　　　◇　　　　　◇

マスク着用についてどう考えているのか

東京新聞：東京新聞の原田と申します。先ほど大竹委員が自身のブログをちょっと更新しまして、マスクを屋外で外してもいいのではないかというような趣旨の発言をしたということなんですけども、今日の議論の中でほかの委員からマスクの着用の在り方ですとか今後の緩和の在り方について意見があったのかというのと、尾身さんご自身はどういうふうに考えているか教えてください。 尾身：大竹委員がその話をされたことは。それからほかの政府の大臣なんかもその話をされてるんじゃないですかね。それでこの話は、多くの委員が、マスクというのは今、非常に国民的な関心ですよね。私どもも、例えばこの状況ですね。この状況で、皆さん、やっぱりマスクしたほうがいいんじゃない？　ジャーナリストの方は。しかしこれが、皆さんが、仕事が、なかなか終えることができないんでしょうけど、例えば日比谷公園に夕方、もうほとんど、夜ですか、人がいないときにちょっと散歩するなんていうときには、たぶんマスクは要らない。そういうようなことを考える方は結構いると思うので、それについてそろそろ見解を出したほうがいいんじゃないのかという意見はあったと思います。

屋外で1人ならいいという意見はほかの委員からも？

　従って、これは科学的なエビデンスをどうするかっていうのはなかなか悩ましいことで、少しどういう形でできるかっていうのはわれわれも考えていく必要があるというふうに思ってますけど、今日はそういう意見が出て、じゃあそれ、そうしようという、そういう結論は出なかった。ただ、そういう意見はあったということは間違いないと思います。 　それで私自身はという話は、もう私は、これは二者択一というか、オール・オア・ナッシングのもう時代は過ぎて、やっぱりこれはリスクに応じてっていうのは前から言ってるとおりで、ちょっと判断がありますよね。どこならマスク、ここはなかなか難しいんで、だからおそらく専門家なんかのあれはエビデンスに基づいて、どこかである程度分かりやすい判断を、こういうことなら、それは例を示すとか、そういう、少しエビデンスと実際に判断する間に、判断という、これなら多くの人が分かっていただいて、これならほとんどの場合が合理性があるというところがどこなのかっていうのは議論を進めていったらいいんじゃないかという気が私はしてます。 東京新聞：ありがとうございます。確認ですけど、本日の議論の中で、大竹先生以外でマスクについて、屋外で1人ならいいとかっていう意見がほかの委員からも出てた？ 尾身：それは、大竹さん以外に強く出たことはないと思います。ただ、そういうことを少し分科会で言ってくださいというのは、提案してくださいっていう意見は1人あったと思います。 東京新聞：ありがとうございます。 司会：よろしいでしょうか。では、ほかにございますでしょうか。では後ろの。