【エリザベス女王杯】全頭診断したらレガレイラの舞台適性がヤバかった/坂上明大の重賞血統査定
配合コンサルタントとして活躍する坂上明大氏が重賞の血統傾向を徹底分析。出走予定馬の適性を査定し、好走馬をあぶり出す。今週はエリザベス女王杯の登録馬全馬をチェック! 【評価は★5つが満点】 適性評価=血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価 素質評価=血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価
〈エリザベス女王杯の血統傾向〉
京都芝2200mで行われるエリザベス女王杯はスローペースからの末脚勝負が基本。さらに、牝馬限定競走としては長距離戦の部類でもあるため、血統面でもディープインパクトやステイゴールド、ハーツクライといった長距離種牡馬が好走しやすい舞台です。また、Sadler's Wellsなどの欧州のスタミナ血統の活躍も目立ち、小柄な馬の好走率が高いことも長距離馬向きの適性を証明しているでしょう。
エリカヴィータ
母マルシアーノはキンシャサノキセキ(2010、11年高松宮記念)の全妹で、母自身はダート1600~1800mで3勝。キングカメハメハ産駒の本馬はGraustark=His Majestyの6×4を持ち、引き締まった流れで底力を生かす競馬がベストでしょう。京都外回りの末脚勝負では分が悪そうです。 適性評価:★★ 素質評価:★★
キミノナハマリア
母母パールシャドウの北米血脈をベースに、ハービンジャー×ヴィクトワールピサで機動力を強化した配合形。芝中距離で立ち回りのうまさを生かす競馬がベストで、外回りよりも内回りの方が持ち味を生かせそうです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★