【エリザベス女王杯】全頭診断したらレガレイラの舞台適性がヤバかった/坂上明大の重賞血統査定
コンクシェル
母ザナはBlushing GroomやSadler's WellsなどからFair Trial血脈を豊富に受け継ぎ、本馬は父にキズナを配して母譲りの機動力を継続。また、Haloの4×5など俊敏な血も豊富に併せ持つため、スローペースなら33秒台の末脚を発揮できる点も大きな強みとなっています。エリザベス女王杯ならもっとスタミナ寄りの配合形がベストですが、母父にSadler's Wells系Galileoの血を持つことからも舞台適性には水準以上の評価を与えたいところです。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
ゴールドエクリプス
母父ハービンジャー譲りの柔軟なつなぎが特徴的なドゥラメンテ産駒。末脚の持続力を生かしたいタイプで、2勝を挙げる京都外回りは得意コースのひとつです。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★
サリエラ
母サロミナは2012年独オークス馬で、本馬は全姉サラキア(2020年府中牝馬S)や3/4同血の兄サリオス(2019年朝日杯FS)の妹という良血。父ディープインパクト譲りの瞬発力とドイツ牝系から受け継ぐ豊富なスタミナが持ち味で、適性や成長曲線は全姉サラキアに似ています。その姉は阪神開催ではあるもののスローペースのエリザベス女王杯で2着があり、前年の京都・エリザベス女王杯でも直線で不利を受けながらも6着と健闘。舞台適性はピッタリです。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
シンティレーション
リンドシェーバーなどが出るベーシイド牝系で、母ファシネートダイアの全兄には稍重馬場の青葉賞を制したアドマイヤコマンドがいます。ロードカナロア産駒の本馬も立ち肩のパワー型で、長い直線での末脚勝負よりも小回りコースで小脚を使いたいタイプ。京都芝2200mなら直近2戦のように上がり3F33.0前後の高速上がりが理想でしょう。 適性評価:★★ 素質評価:★★★