【エリザベス女王杯】全頭診断したらレガレイラの舞台適性がヤバかった/坂上明大の重賞血統査定
スタニングローズ
母母ローズバドは2001年秋華賞2着など一線級で活躍。その子にはローズキングダム(2009年朝日杯FS、2010年ジャパンC)などがおり、本馬はローズキングダムの3/4同血の姪にあたります。ただ、クロフネが入る分、同馬よりも締まりが強く、パワー型寄りの芝中距離馬といった印象。秋華賞を制した阪神芝2000mの舞台がピッタリではないでしょうか。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
ハーパー
母セレスタはアルゼンチンの芝1600mの3歳牝馬GⅠの勝ち馬で、半姉ヴァレーデラルナも2022年JBCレディスクラシック優勝馬という良血馬。姉や本馬は父方にトニービンの血を引くという共通点がありますが、4代母の父Strawberry Roadとトニービンの血は相性が良く、日本ダービー馬ドウデュースもこの配合パターンに該当します。ただ、古馬になってからは牝系の硬さが出てきた印象で、現状は直線の短い中距離戦がベストといえるのではないでしょうか。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
ピースオブザライフ
母サンキューアスクはRobertoの3×4を持つ立ち肩のパワータイプで、キタサンブラック産駒の本馬もダートで勝ち星を積み上げるパワー型。芝での末脚勝負では分が悪く、上がりのかかる競馬でないと苦しそうです。 適性評価:★★ 素質評価:★★
ホールネス
母Missunitedは欧州の芝長距離重賞勝ち馬で、半兄Eagles By Dayもイギリスの長距離GⅢウィナー。Lope de Vega産駒の本馬も母譲りの豊富なスタミナを武器に2000m以上で活躍しており、スタミナ面ではメンバー中屈指の一頭といえるでしょう。ただ、前走馬体重536kgの大型馬でもあるだけに、軽い馬場よりも重い馬場で上がりのかかる競馬が理想です。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★