ナイナイ岡村が結婚 失言で炎上の時期、叱り支えてくれた女性と
お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史(50)が結婚したことが23日、わかった。自ら出演するラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で報告した。お相手は知り合って10年ほどになる一般女性とのことで、この電撃報告に夜が明けてもネット上には祝福の声が多数上がっている。
リスナーに向け、いの一番で結婚報告
岡村は放送で結婚について「どうしても話したいことがありまして」と前置きしつつ、結婚したことを報告。これにはゲスト出演していたaikoも感激。芸人仲間からもSNSなどで続々と祝福の声が上がった。番組公式ツイッターも放送後、「岡村隆史、結婚しました! 岡村さん、本当におめでとうございますーーーー!!」と祝福。本番前から緊張でソワソワしていたというエピソードをマスク姿の岡村の写真付きで明かし、放送中の写真も連続ツイート。報告できて安堵した岡村の笑顔や、嬉しそうな相方・矢部浩之の笑顔、感激で涙ぐむaikoの表情などがツイートされた。 番組公式ツイッターによると、岡村が番組を重大発表の場に選んだのは「リスナーに1番に伝えたかった」から、とのこと。岡村は性格的にナイーブな面があるとかねてから言われるが、そのぶんファンに対する思いも繊細で、人生の大きな節目となる結婚を、いつも夜遅く番組を聴いてくれているファンにいの一番に伝えたかったのだろう。
炎上の辛い時期も支えてくれたお相手女性
岡村は今年4月、同番組で女性蔑視と受け取られかねない発言が問題視され炎上、翌週の放送で謝罪する騒ぎがあった。今回の放送で岡村は「ここ半年くらい本当に支えてもらった。ラジオで失言してしまったことがあったが叱ってくれ、支えてくれ、本当に助けてもらった」と、お相手の女性との結婚の決め手となった理由について話した。 「4月の問題発言の際、翌週の放送で謝罪した岡村さんですが、その際に相方の矢部さんが『電波にのせてそういうことを言うのは致命的、性格を変えろ』などと公然と岡村さんに愛のムチを振るっていました。結婚したらどうか、などとも勧めて、結果的にこのとき岡村さんの心境が大きく結婚へ傾くきっかけとなったのかもしれませんね。すでに婚姻届も提出して入籍済み、同居して新婚生活をスタートしているようです」(スポーツ紙40代記者) 何はともあれ、結婚で新たな人生のスタートを切った形となる岡村。公私共に充実したところで今後の活躍に期待したい。 (文:志和浩司) ■岡村隆史(おかむら・たかし) 1970年7月3日生まれ、大阪府出身。吉本興業(東京本社)所属。 高校時代、アルゼンチン代表のスーパースター、ディエゴ・マラドーナにあこがれサッカー部に入部、2年生の時に矢部浩之が後輩として入部し付き合いが始まり、90年4月にナインティナイン結成。 91年、吉本の若手コンビ6組による「吉本印天然素材」に加わって東京進出。92年には第13回ABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞を受賞した。人気番組「ねるとん紅鯨団」(フジテレビ系)の芸能人大会に出演したあたりから人気急上昇。94年には「吉本印天然素材」から脱退。「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)、「ジャングルTV ~タモリの法則~」(TBS系)と3つのレギュラーを持った。 95年には「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)のレギュラー、「めちゃ2モテたいッ!」(フジテレビ系)、「ASAYAN」(テレビ東京系)が放送開始。96年10月に「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ系)がスタート。中でも「ナイナイのオールナイト」・「ぐるナイ」・「めちゃイケ」は15年以上続くロングラン番組となった。 俳優活動でも親しまれ、ナイナイで映画初主演した「岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS」(井筒和幸監督)では97年のブルーリボン賞の作品賞と新人賞、岡村が単独で主演した「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」(李闘士男監督)では2011年の日本アカデミー賞で話題賞俳優部門に輝いている。2020年度NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では光秀の危機を助ける謎の農民・菊丸役でドラマ出演も果たした。