このイライラは更年期症状?見分け方は?更年期とホルモンとの関係や対処法を紹介
そのイライラは更年期症状?見分け方はあるのか
イライラするといっても、普通の感情の変化なのか、更年期の影響なのか、判断するのは難しいですよね。 更年期には、イライラする以外にも不安になったり、気分が落ち込みやすくなったりすることがあります。体のほてりや動機、めまいなどの身体的症状が出る方もいます。 他にも更年期特有の症状があらわれていないかチェックしましょう。 ●あなたの更年期症状をチェック 日本産婦人科学会では、日本人女性の更年期障害(※)を診断するための補助ツールとして、「更年期症状評価表」を作成しています。 (※)更年期障害とは更年期症状がひどくあらわれ、日常生活に支障をきたす病態のこと 「日本人女性の更年期症状評価表」 ▢ 顔や上半身がほてる(熱くなる) ▢ 汗をかきやすい ▢ 夜なかなか寝付かれない ▢ 夜眠っても目をさましやすい ▢ 興奮しやすく、イライラすることが多い ▢ いつも不安感がある ▢ ささいなことが気になる ▢ くよくよし、ゆううつなことが多い ▢ 無気力で、疲れやすい ▢ 眼が疲れる ▢ ものごとが覚えにくかったり、物忘れが多い ▢ めまいがある ▢ 胸がどきどきする ▢ 胸がしめつけられる ▢ 頭が重かったり、頭痛がよくする ▢ 肩や首がこる ▢ 背中や腰が痛む ▢ 手足の節々(関節)の痛みがある ▢ 腰や手足が冷える ▢ 手足(指)がしびれる ▢ 最近音に敏感である 上記の症状の有無や程度から、更年期障害になっていないかどうかを見極めます。いくつ当てはまりましたか? 多くの症状が当てはまる場合、更年期障害の可能性は高いと考えられます。 ●生理トラブルにも注意 生理がきていれば更年期ではないと考える方もいますが、そのようなことはありません。 更年期は閉経前の5年間も含まれるため、生理中でも更年期症状があらわれる可能性はあります。 更年期の前半は閉経に向けて、生理周期や量が変化していきます。大量出血や不正出血など、生理トラブルが起きないか注意しておきましょう。