住んで4年の注文住宅で、やり直したいこと6つ。広い寝室、ベランダ…は不要だった
間取りや建材をじっくり検討しても、住み始めた新居に後悔することはよくあること。4年前に大手ハウスメーカーで総2階の家を建てたライターは、空調の効かない場所につくった書斎や、一度もあけない浴室の窓、使いにくいベランダなど、6つのことでがっかりするハメに。 【写真】4年間、一度もあけてない浴室の窓
住んで4年。今からでもやり直したい後悔が6つ
わが家は筆者と妻、子ども2人(5歳と2歳)の4人家族。4年前に大手ハウスメーカーで総2階の家を建てました。 上は1階のプランです。生活の大半の時間を過ごす1階のLDKを、できるだけ広くしたいと考え、このような間取りに。さらに、広く感じられるよう床材や壁紙は、白を基調にしました。また、2階の主寝室の奥には、夢だった書斎も実現しました。 間取りや建材選びには、かなりこだわったつもりです。それでも、今からでもやり直したい、と思うほど後悔していることが、6つあります。詳しく紹介します。
寝室奥につくった書斎は、夏は暑くて使えない!
1つ目は書斎です。筆者は小さい頃から、自分の個室を持つことが夢でした。ですから、家づくりで書斎をつくることは、外せない条件でした。 つくった場所は、2階の主寝室の奥。主寝室を経由することになります。広さは2.9畳。造作でカウンター(幅170×奥行き43cm)と、埋め込み式の本棚をつくりました。カウンターはやや狭いですが、テレワークでのパソコン作業にも支障はありません。 しかし、この書斎には大きな問題点が! 書斎には空調が届かないのです。わが家は全館空調システムを採用していますが、間取りの都合上、書斎には吹き出し口をつくれませんでした。 その結果、夏は暑く、冬は寒いです。扇風機やストーブを使っていますが、夏に限っては暑さに耐えられず、書斎での作業を避けるようになっています。
広い主寝室より、夫婦の個室にすればよかった
2つ目は主寝室。わが家の主寝室は2階にあり、広さは7.8畳です。間取り決めのとき、夫婦ともども「主寝室をできるだけ広くして快適にしたい」という希望がありました。 そこで広いスペースを確保したのですが、これが誤算。夫婦で朝起きるタイミングが違うのです。ですから現在、妻は主寝室で寝ていません。筆者が起きるタイミングで目が覚めないよう、子ども部屋で子どもたちと寝ています。 ムダに広い寝室をつくりより、夫婦別々の部屋にしておけばよかったと後悔しています。 主寝室(7.8畳)と書斎(2.9畳)を合わせると10.7畳あります。この10.7畳をうまく分けて、夫婦それぞれの個室がつくることは、十分可能でした。 そうしていたら、片方が朝起きたタイミングで、もう一人が起こされることはありません。それぞれの趣味の時間にも使えていたでしょう。