大阪市・松井市長が定例会見10月15日(全文4完)IR施設の協議は進めている
大阪に投資する余裕は出ないのでは
横田:売り上げ6割でも利益のほとんど、9割以上はカジノがたたき出すというのが今までのカジノ業界の常識というか、実態だと思うんですが、それがオンラインで、100%オンラインにならないにしても、相対的に高まっていけば、もうとても大阪に投資する余裕が出ないんじゃないかと。 松井:オンラインでも売り上げがあれば、別に利益は落ちてないんじゃない? オンラインでも。 横田:いや、オンラインにシフトすれば、わざわざ新たに地上にハードのインフラをつくって、リアルカジノをつくる必要性は薄れるわけですから。その辺ぜひリサーチされてるようでしたら中間報告で、こういう状況でこういう見通しだというのを発表して。 松井:いや、まだそこまで行ってません。だって、この間MGMさんとなかなか対面で会える機会がないわけですから。だから国の認定の時期も1年ずれていってるわけですから。それはこれから中身についてIR推進室と、それから優先事業者と協議は進めていきます。
誤解とは何を指すのか
関西テレビ:ありがとうございました。ちょっと長くなってすいません、関西テレビ稲垣です。市長に伺います。ちょっと先ほどの動画の件なんですけれども、市長がおっしゃるのは役所のミッションでとおっしゃる一方で、役所利用の誤解は避けたいという、誤解を受けかねないというところがおっしゃっていましたけれども、この誤解っていうのは何を指して。 松井:選挙に対してだよ。選挙利用という条例があるから、大阪府と大阪市には、選挙に。僕は政党の代表でもあるから、これが維新の会の支持率アップとか、そういうふうに、要は投票されるわけだから、そういうふうに捉えられるのがよろしくないと、そういうふうに思っています。 だから従来の選挙は分かりやすいのよね。名前書く、要は政党で争っているわけだから。そのときに市長の立場で会見して、もうまさに人から見たら市長で会見してるのか代表で会見してるのか分からなくなると。だから消してきた。今回は僕は住民投票、都構想賛成・反対だから、これは役所のミッションとしても都構想賛成だから突き詰めて議論していったらいいか悪いかは、きちっと僕は、映像を映してもこれは許容範囲内だっていえると思うんだけど。 でもそれは一般の人から見るとやはり、なんでじゃあ名前書く選挙のときは消すんやというふうな気持ちを持たれるし感情を持たれる。そのときに、今回はこれ、役所のミッションなんです。なんで役所のミッションやと、この間、選挙でこれを一丁目一番地の公約で皆さんに判断いただいて僕は市長やっています。これは延々説明しないとなかなか誤解解けない。だから、やっぱりこういう条例を作ったわけだから、厳密に言えば僕は大丈夫だと思っているけども、もうそれを丁寧に説明して理解いただく時間もないんで、もう動画は止めようと、こういうことです。 関西テレビ:条例で選挙の場合は決まっているけれども、住民投票ってなると準用した形というか、市長の解釈でそういうふうにされまして、そこがちょっとファジーなのかなと思うんですが、今後じゃあ住民投票も含めて条例にしようとか、そういったお考えはあるんでしょうか。 松井:法的拘束力のある住民投票っていうのは、これは日本でも初めてやってますから。どういう形がええのか、すぐまたこんな形の住民投票あるわけじゃないから、ちょっとゆっくり落着いて政治とどう切り離すかということで考えたいと思います。