「都構想」に反対 自民が第一声(全文1)正しく知ればノーになる
「大阪都構想」の賛否を問う住民投票(11月1日投開票)が12日告示された。反対派の自民党は、午前10時から大阪市内で第一声となる街頭演説を行った。 【動画】「都構想」に反対 自民党が街頭第一声 住民投票きょう告示(2020年10月12日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「都構想」に反対 自民党が街頭第一声 住民投票きょう告示(2020年10月12日)」に対応しております。 ◇ ◇
誰が言ったか知らないが「大阪秋の陣」
司会:皆さん、おはようございます。 複数:おはようございます。 司会:いよいよ今日が告示日となりました。それぞれの立場で、それぞれの思いで今日を迎えたことかと思います。大阪市廃止・特別区設置住民投票の出陣式、始めさせていただきたいと思います。それでは第一声、自民党大阪市会議員団幹事長であります北野妙子幹事長より、第一声よろしくお願いしたいと思います。 北野:皆さん、おはようございます。 複数:おはようございます。 北野:おはようございます。いよいよ今日、10月12日がやってまいりました。誰が言ったか知らないが、大阪秋の陣ということでございます。天気も上々、運気も上々、太閤さんにお許しを得て、この場を選ばさせていただきました。今、司会者が申しましたように、大阪市を廃止し、4つの特別区に分割する、その住民投票の、本日が告示日でございます。決戦の火ぶたが切って落とされました。われわれ自由民主党大阪府支部連合会は反対、反対の立場でしっかりとこの運動を、活動を進めていきたいと考えております。
大阪市を本当に廃止して良いのか
各級議員の先生方、そして友好団体の皆さま方、さまざまな関係者の方々、そして何よりこのカメラの向こう側にいらっしゃる市民の皆さま方が立ち上がっています。これまで過去、数カ月間にわたります事前運動、この活動を通しまして、ようやくここに、スタートラインに立てたということで第一声、声も心も震える思いでございます。しかし本当の戦いはこれからです。世論調査などを見ますと非常にこれから追い上げる、そんな風土が高まる中、私たちの戦いは本当の意味でこれからなんです。 行政のほうが賛成に誘導する、そんなことをのうのうと言ってのける、そんな中でわれわれが、市民の皆さんがこの先、大阪市を本当に廃止して良いのかどうか、そのことの判断材料を私たちが提供しなければいけない。そんな矛盾も、またジレンマも感じながらではありますが、私たちはこれまでどおり真面目に、愚直に、ストレートに皆さんの心の中に入っていきたい、そして1人でも多くの方々が、やっぱり大阪市が必要やな、大阪市が必要なんだというようなことのお気付きをぜひとも感じ取っていただきたいし、それを共有し合いたいと思います。 ここ大阪城、5年前の春、ここからスタートしました。大変に験のいい場所でございます。例え僅差であったとしても、民意は反対多数で否決いたしました。だからこそ今、大阪市が政令市として残っている。今回もなんとか皆さんのお力をお借りして反対多数にお導きいただきますようによろしくお願いしたいと思います。そして私たち全員が一致団結して、これまで生みの苦しみを味わってきた自由民主党大阪府連だからこそ言えるさまざまな議論、そして正論、これからもくそ真面目に真っ正直に訴えていきたいと考えています。皆さんのお力が必要でございます。 そして住民が最優先、住民サービスが落ちるなんていうことを考えたときには、今回の住民投票はおのずと、その判断がノーになるはずである。正しく知ればノーになる。正しく知ればノーになるということを信じて、私たちは信じる道をただひたすら真っすぐに、一緒になって進んでいこうではありませんか。どうか心を1つに、そして皆さんと一緒になって大阪市を存続させる。そして大阪市を成長へと導く安定、これをもぎ取る。このことを一生懸命に頑張って訴えていきます。