小池都知事が定例会見1月14日(全文1)宿泊療養施設で駅弁・機内食などを提供
まん延防止措置適用の場合、飲食店に何を要請するのか
朝日新聞:ありがとうございました。今月幹事、朝日新聞、釆澤です。幹事のほうから新型コロナに関連して2点お伺いしたいと思います。前回同様、一度に質問させていただいたほうがよろしいですか。 小池:はい、どうぞ。 朝日新聞:1点目は、まん延防止等重点措置が東京都に適用された場合の飲食店向け要請内容に関することについてお伺いします。昨日、病床使用率が20%になった段階で重点措置の要請を検討する、こういう基準が示されました。重点措置が適用された場合は認証店に時短要請、酒類の提供停止要請、こちらを行う考えでいらっしゃるのか、あるいは、まず時短要請のみというふうに、病床使用率に応じて段階的に実施するお考えなのか、これについてお聞きしたいと思います。 2点目は保健所の業務の現状と対策に関することで伺いたいと思います。保健所の現在の業務逼迫度について東京都ではどのように認識されていらっしゃいますでしょうか。すでに逼迫しているのか、軽減策がうまくいっているというような認識を伺いたいと思います。第5波に見舞われた昨年の8月には、東京都は都内保健所に対して患者の病状、重症化リスク、こちらの把握に重点を置いて、積極的疫学調査については優先度を考慮するようにというような通知も出されていますが、このような通知を今後出される予定はありますでしょうか。以上2点、どうぞよろしくお願いいたします。 小池:まず最初に重点措置のかけ方はどうするんですかという話だと思います。オミクロン株の急拡大に伴って病床などの医療資源の逼迫、それと今回、特にやっぱり社会生活、社会活動が停止をするということで、全体が止まってしまうことをどう避けるかっていうのがまた、このオミクロン株での特に大きな、新しい課題になっているわけです。
専門家の意見を聞き、国と連携しつつ検討したい
そこで具体的な内容についてどうなのかと、幾つか今ご質問ございましたけれども、専門家の意見も聞きながら、また、国と連携しながら検討してまいりたいと考えています。いずれにしましても、きのうの審議会でのご意見踏まえて、病床使用率20%の段階で重点措置適用の要請を検討するということと、あと1都3県それぞれ連携しながらということで、これらも詰めていかなければなりませんので、それらについて検討を進めていきたいと考えております。 それから保健所についてどうかというお話ですが、この疫学調査の関連は保健所が逼迫するであろうという、それらのことを念頭に置かれたご質問だと思います。宿泊療養施設への入所、先ほどの話じゃありませんけれども、なかなか移っていただけない方もおられたりすると、その分、保健所は説得に時間が掛かったりもするというのも1つ。そもそも保健所との電話がつながらないというような問題。幾つか課題がございましたけれども、そしてまた、保健所は陽性者の方々の毎日の健康観察などなどあります。 これらについて、例えば陽性が判明したところで、陽性が、あなた陽性ですよということを医師のほうから、また、医療機関のほうからお伝えいただくことになっております。その際に、あなたは宿泊療養に移られたほうが家庭を守ることができますよっていったような医師のアドバイスなどをしていただくことによって、そこには、保健所は、数字のまとめなどはあるかもしれませんけれども、保健所の手間をそこで省くと同時に、確実な対応を陽性になった方にお願いができるという点。また、保健所の疫学調査を今後どのようにしていくかについては、それぞれの保健所の現状なども聞きながら、速やかに負担軽減に向けての考えをまとめていきたいと、このように思っております。逆に質問なんですけど、なんで今日の1面の見出しは申請見送りという見出しになったんですか、御社は。もともと何か、この日にかける予定っていって決めてらしたんですか。 【書き起こし】小池都知事が定例会見1月14日 全文2に続く