僕はなぜVWのトランスポーター、タイプ1・タイプ2に惹かれるのか?
そうなると、キャビンの声援のトーンもさらにヒートアップしてくる。あの時のT2のキャビンは、もう全体が熱気の塊のようだった。 これは、アンドリュー コーワンが、国際ラリーで初めて三菱に栄冠をもたらした裏舞台でのほんの小さなエピソード。、、だが、、僕にとっては貴重な、そしてちょっと誇らしくもある、大切な思い出になっている。
● 岡崎宏司 / 自動車ジャーナリスト
1940年生まれ。本名は「ひろし」だが、ペンネームは「こうじ」と読む。青山学院大学を経て、日本大学芸術学部放送学科卒業。放送作家を志すも好きな自動車から離れられず自動車ジャーナリストに。メーカーの車両開発やデザイン等のアドバイザー、省庁の各種委員を歴任。自動車ジャーナリストの岡崎五朗氏は長男。
文/岡崎宏司(自動車ジャーナリスト) イラスト/溝呂木 陽