小学校受験で不合格…子どもの心を傷つけないために、親が絶対にしてはいけない3つのNG行動
小学校受験――。結果に喜んだ人もいれば、当然ながら、願っていた結果にはならなかった人もいる。合否のある受験では、仕方のないことです。子どものいちばん側にいて、全力で支えていた親のショックは大きく、当事者にしかわからない悲しみも多いことでしょう。ですが、それ以上に傷ついているのは、子ども本人かもしれません。 【あわせて読みたい】「まさかうちの子が…」小学校受験の“不合格”子どもにどう伝えるのが正解? 先輩ママのリアルな声は まだ5歳の幼い子どもにとって、初めての「不合格」という現実。もしかしたら、「自分はダメな子だ」と感じ、自己肯定感が下がってしまうかもしれない。 実はわが家の次男も、小学校受験に挑戦した結果、不合格でした。不合格がわかった時、真っ先に考えたのは、息子の自己肯定感を守ること。「息子の中に育っている大切な自己肯定感を下げてしまうことだけは、絶対に避けたい」そう思っていました。 今回は、息子の自己肯定感を守るために、わが家が気をつけていたことを3つご紹介します。
(1)「不合格」という言葉を使う
「不合格」という言葉は、子どもの前では、一切使いませんでした。息子ががんばった結果を、全て否定してしまうような言葉に感じたからです。否定的な言葉を聞かせることで、「自分はダメだったんだ」と思わせたくありませんでした。他にも、「失敗」「落ちた」など、ネガティブに感じる言葉は使いませんでした。 とはいえ、結果は伝えなくてはいけません。わが家の場合は元々、小学校受験について、「国立小学校か公立小学校か、どちらが息子に合っているか、テストで先生が選んでくれる」と伝えていたので、「○○小学校に決まったよ!」と、近くの公立小学校に決まったことだけを伝えました。 息子は、自分が行く小学校が決まったことが嬉しかったようで、「やった!」と喜んでくれました。試験の結果に、ネガティブな感情を持たなくて良かったと思っています。
(2)小学校に優劣をつける
小学校受験では、どうしても「テストに合格すると、国立小学校や私立小学校に行ける。ダメだったら、公立小学校に行く」という結果になります。ですので、子どもは「国立小学校や私立小学校の方が、公立小学校よりもすごい」と、勘違いしてしまうことも……。そんなこと絶対に思わせてしまわないように、親は気をつけて発言しなければいけません。 わが家では、長男が小学校受験をした時からずっと、「国立小学校と公立小学校、どちらも良い学校である」ということを、子どもたちに徹底して伝えていました。間違っても、優劣を感じさせてしまうような発言は絶対にしないよう気をつけていました。 そのため、受験の結果、長男は国立小学校、次男は公立小学校と別々に通うことになっても、それぞれ自分たちの学校に誇りを持っているようです。お互いに、学校の良いところを言い合っては「どっちもすごいね!」と話しているのを見て、微笑ましく思っています。