「しらたきごめん…」お肉を硬くする説は誤解だった!? 鍋料理のお肉を美味しく食べるテクニック
煮込むと、お肉が硬くなってしまいがち…
冬になると食べたくなる鍋料理。煮込み時間が長くなるので、どうしてもお肉が硬くなってしまいがちですよね。そこで今回は、鍋のお肉をおいしく食べるための裏技や注意点について解説していきます。 【画像】誤解も多い!?知っておきたい“鍋のお肉”の調理作法をチェックする(7枚)
お肉のおいしさはタンパク質が鍵を握る?
煮込むことでお肉が硬くなる原因は、お肉に含まれるタンパク質が加熱によって硬くなってしまうのが原因。また長時間の加熱によって水分が失われてしまうのも、お肉の食感がパサパサしておいしくなくなる原因の1つです。 そこでおすすめなのが、お肉に片栗粉をまぶしてから煮る裏技。片栗粉がコーティングの役目を果たしてお肉を保湿することで、長時間煮込んでも柔らかくしっとりとした食感になります。実際にネット上でも「片栗粉まぶしただけなのに全然食感が違って感動!」「片栗粉のとろみのおかげでつるんとした喉越しになりました」などの声があがっており、手間が掛からない割にその効果は高いようです。
なぜ!?舞茸の近くで煮ると柔らかくなる!
また意外なのが、お肉を舞茸の近くで煮るというテクニック。舞茸に含まれるプロテアーゼという酵素が、お肉のタンパク質を分解して柔らかくしてくれます。分解されたタンパク質は旨味成分であるアミノ酸になるため、おいしさもアップするといううれしい効果も。
しらたきはお肉に影響なし!
逆にNGなのが、お肉の近くで春菊を煮る行為。春菊に豊富に含まれるカルシウムが溶け出してお肉を硬くしてしまいます。しらたきもお肉を硬くするとよく言われていますが、こちらは「日本こんにゃく協会」がおこなった実験で、お肉の硬さにしらたきは影響しないという結果になったようです。 鍋のお肉をおいしく食べるためのさまざまなテクニックや注意点について、ネット上では「お肉と野菜の位置関係は意識したことなかったから勉強になる」「誤解してたよ、しらたきごめん……」などの声が。鍋料理以外にも通用する裏技もあるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
LASISA編集部