モデル・ティファニー春香、29歳で長男を出産。結婚後1年で不妊治療に向き合った理由は「ひとごとではない」という感覚だった
オーディション当日にかけられた母の言葉がお守りに
――2015年JJ専属モデルオーディションで特別賞を受賞し、モデルの仕事を始めたとのこと。モデルは小さいころからあこがれだったのでしょうか? 春香 小さいころからファッション雑誌やショーを見てモデルさんにあこがれをもっていました。でも、恥ずかしがり屋で人前に立つことは苦手な性格だったので、⾃分には手の届かない世界だと思っていました。それが⼤学2年生の終わりに母からJJの専属モデルオーディションがあるから挑戦してみたら? とすすめられてオーディションを受けることにしました。母はかつてJJが大好きだったそうなんです。 ――JJモデルとなるきっかけはお母さんだったんですね。 春香 当時19歳だったので10代最後に何か大きなことにチャレンジしてみたい!という気持ちと、母から背中を押してもらえたので思いきって受けてみることにしました。オーディションに行く日に母から「悔いなく、自分らしく、思いっきり楽しんできて!」と声をかけてもらったことで、全力で自分を出しきることができました。 ――モデルのお仕事で大変なこと、逆に楽しいことはどんなことですか? 春香 モデルを始めた当初から、表現するということの難しさは感じています。私が的外れなポージングをくり返すのでカメラマンさんから厳しい指導を受けたこともあります。そのときに「⾃分を魅せるのではなく、洋服を魅せることに意識しなさい」と⾔われた言葉が強く印象に残っていて、カメラの前に⽴つたびに思い出します。 楽しいことは、人見知りはあるものの、現場に行くとプロフェッショナルな方に出会えていろんなお話しを聞けることが本当に楽しいです。
祖母の影響で日本茶、日本食に興味を抱く
――日本茶アドバイザー・食生活アドバイザー2級を取得されているとのことですが、なぜこの資格を取得しようと思ったのでしょうか? 春香 幼いころ、おいしいお茶をいれてくれる祖⺟の影響で⽇本茶が⼤好きになりました。祖母がいれてくれるお茶から幼いながらも⽢み・うまみを感じて不思議に思ったことが忘れられず、⼤⼈になってからあのときに感じた味わいを追求したい、もっとお茶について知りたい!と思い、⽇本茶の資格を取得しました。 ⾷⽣活アドバイザーは、20代前半に肌荒れや突然の体重減少による体⼒の低下などの体の不調に悩まされたことがきっかけで、⾃⾝の体を作る“⾷”についてもっと広い知識を⾝に付けて健康な体作りをめざしたいと思い取得しました。 ――食生活アドアイザーはこれから息子さんを育てていくうえでも役立ちそうです。 春香 ⾷⽂化や⾷習慣、衛⽣管理や⾷を取りまく社会⽣活なども学べてとても興味深かったので、取得してよかったなと思っています。息子の離乳食スタートはまだ少し先ですが、家族の健康を守るためにも役立ちそうです。 ――おうちごはんやお弁当作り、手作りのスイーツの投稿(Instagram)を見ました。食生活で意識していることはありますか? 春香 食事も祖母の影響を受けています。旬の食材を使った料理を手作りで作ってくれていました。祖母と台所に立つ事が好きで、よくお手伝いをしていました。 大人になった今も料理をしているときは無⼼になれるので好きです。彩りを意識すると⾃然と⾒た⽬がよく、バランスのいい⾷事にもなるので意識するようにしています。 また、私に⼩⻨の遅延型フードアレルギーがあることがわかったことがきっかけで、家での⾷事はできるだけ⼩⻨は使わずグルテンフリーの⾷材を使うように⼼がけています。