ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」は、何もかもが規格外! 予算はどう回収する? 発明的「打ち手」にたどり着いた、西野亮廣の思考回路とは?
「意味のイノベーション」で“無価値なもの”が180度変わる! 今、ロウソクのマーケットが成長していることに、ヒントあり
23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。西野さんと同じ時代に生きている我々の役得は、西野さんの日々の挑戦をリアルに見られること。しかも、西野さんは、その“打ち手”を明かすことを厭わない! 今まさに行われている実験と検証は、我々の仕事にも必ず生きるはずだ。今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。 【動画】西野さんの最新作、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』 今日は【『意味のイノベーション』で価値を作る】です。
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の座席割のミーティングがありました
先日、2025年8月9日~30日に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の座席割(各座席のチケット代)のミーティングがありました。 公演はまだ1年2ヶ月先なのですが、されど1年2ヶ月先で、僕らのようなベンチャーが挑むには今回の舞台はあまりにも大きくて、そして、僕らは今回のチャレンジでもって勝ちきる(向こう数十年のミュージカルの大定番を作る)つもりでいるので、どれだけ早く準備を進めても時間が足りません。 また今回の舞台は、その後に控えている『映画 えんとつ町のプペル』の続編の公開に大きな影響を与えるでしょうから、言ってしまったら「絶対に負けられない戦い」でして…それだけに万全の準備で臨みたく、全西野のスイッチがバッキバキに入っています。 先日もお伝えした気がするのですが、とにもかくにも舞台関係者さんは今の西野のオンラインサロンは絶対にチェックしておいてください。 ものすごい勢いで実験と検証を繰り返して、新しい打ち手がバンバン出ておりますので、要チェックです。
「安くしておきました」では完全に消えきらない見切れ席の問題
さて。 そんなこんなで「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の座席をどう分けるか? そして、値段をどうするか?」というミーティングがおこなわれたわけですが、その中で、ちょっとユニークな動きがあったので共有させていただきます。 舞台やライブを観に行かれる方なら御存知だと思いますが、舞台には「見切れ席」というものがありまして…これは「ステージのサイド(横っちょの方)」に位置する席で、「他の席に比べてステージの全貌までは観ることができない席っす!」という感じの「申し訳ない席」です。 ステージが観れないことはないのですが、上手見切れ席であればステージの上手側は観れないし、下手見切れ席であればステージの下手側は観れないので、その分、ちょっと値段が安かったりします。 ミュージカルの場合だと、もう何度かご覧になられて、ストーリーを知っているお客様が「音楽」を聴く為に利用されたりすることもありますが、基本的には、「ステージ全体を観ることができない」という少しネガティブな香りが残る席なんです。 僕自身、見切れ席に座ることもあるのですが、「全てを観ることはできなかったんだな」という後味の悪さが残って、それは「見切れ席なので安くしておきました」では完全に消えきらないんです。 なので、今回はこの問題をなんとかしたいなぁと思いました。