オシャレさんだらけのデザイン学科でオタクをカミングアウト。するとなぜかコスプレしていることがバレていた…!「コスプレしてるでしょ」【作者に聞いた】
一緒に暮らすインコとのエピソードを中心に、SNSで漫画を発信しているえるぽぴ( @lpo_on )さん。実は幼少期からオタク気質で、包帯や眼帯をつけて登校したり、難読ハンドルネームを授業中に考えたり、教室でアニメダンスを踊ったりしていたという。 【漫画】本編を読む 「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ~解放の刻来たれり~」は、そんなえるぽぴさんの「黒歴史」がたくさん詰まったコミックエッセイ。 本記事は「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ~解放の刻来たれり~」から一部抜粋・編集してご紹介。今回は、デザイン科のある専門学校に入学した時の思い出。「オシャレな人しかいない…!」と驚くえるぽぴさんだったが、教室はオタクに寛容な雰囲気で…? ■ひと昔前まではなんとなく、オタクは一般人に隠さないといけない風潮があった 見渡す限りオシャレな人たちばかりの教室で最初、ずっと緊張と気後れしてました(笑)!しかし自己紹介で「同人活動もしてます!」と言っている人も。この流れに乗って自ら「オタク」だと言ってみると、一気に緊張が解けたんです。この自己紹介を機に自分の一部をさらけ出せたような気がして、割といつも通りになれたような気がします! オタクであることを受け入れてもらって、「いい時代になった」と感激しました。それまでもオープンな人はいましたが、世間からの風当たりは今よりも強かったですね…!もちろん恥ずかしさもあるのですが、オタク内でなんとなく「オタクであることは一般人には隠さなきゃいけない」風潮が強かったという背景もありました。 ずっとオタクだったので、やはり似た温度感の人といると落ち着きます……(笑)。今でもオタクじゃない人とは、何を話していいかわからないです! 平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。 取材・文=石川知京