県境またぐ移動を解禁 安倍首相が会見(全文3完)邦人救出プランの用意は重要
在韓邦人救出計画はどのくらい進んでいるのか
Jane's Defence Weekly:イギリスの軍事週刊誌『Jane's Defence Weekly』、東京特派員の高橋と申します。手短にちょっと2点だけ。1点目は、総理、イージス・アショアは中止でいいんですか。それとも停止。英語で書く際に。 安倍:それはプロセスの停止。 Jane's Defence Weekly:中止じゃなくて停止? 安倍:停止。 Jane's Defence Weekly:このまま進めるわけにはいかない、やめるじゃなくて。 安倍:停止。 Jane's Defence Weekly:停止。分かりました。それともう1点が、今、南北朝鮮で緊張が高まってますが、韓国にいる日本人の方の救出というか、退避について、どれぐらいまで救出策、プランが立てられてるのか。例えば自衛隊の輸送機が邦人を救出するためにちゃんと着陸できるのか。着陸できない場合に、アメリカに全面的に頼るのか。その辺りの在韓邦人の救出計画について、どれぐらい進んでいるのか教えてください。 安倍:在外に滞在している邦人の安全を守っていくことは政府の重要な使命であります。韓国にたくさんの邦人が生活をし、経済活動もしておられたり、あるいは勉強しておられる方もおられるでしょうし、そういう皆さんの安全を確保しなければいけない。これは、今般のこの状況の前にも朝鮮半島で緊張がさらに高まったときもありました。北朝鮮が何発もミサイルを発射していたときですね。そういう状況の中で、日米あるいは日韓、日米韓で、今おっしゃったようなことについて、これは緊密に連携をしていく、そうしたプランについてしっかりと用意をしていくということは重要なことであると認識をしています。安倍政権においても重視をしています。 今どれぐらい進んでいるかということについては、これは相手国のこともあり、今ここで申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、われわれは在外の邦人の安全を確保するために、さまざまな出来事に対応できなければならないと、こう思っています。その中でも同盟国の米国とも非常に緊密に連携をしているところであります。 司会:どうもありがとうございました。それでは後ほど、挙手をされてる方、質問をお寄せいただきたいと思います。書面ということでお答えさせていただきたいと思います。どうもご協力ありがとうございました。 安倍:どうもありがとうございました。 (完)【書き起こし】県境またぐ移動を解禁 安倍首相が会見