フォルクスワーゲンのベストセラーSUV「ティグアン」が3代目にフルモデルチェンジ! 新型はなにが進化した?【新車ニュース】
ティグアン初のマイルドハイブリッドを搭載!
パワートレインは、ティグアンとして初となる1.5リッターeTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、日本でも人気の高い2.0リッターTDIクリーンディーゼルエンジンにフルタイム 4WD システム4MOTIONを組み合わせた2種をラインナップ。 1.5リッターeTSIガソリンターボエンジンは、最大出力 110kW (150PS)、最大トルク250Nm の最新世代 EA211 evo2型。アクティブシリンダーマネジメント機構(ACT)が強化され、4気筒のうち2気筒をより頻繁に停止して走行する事で効率を高めた。走行中にエンジンの停止・再始動を行い、エココースティング走行に切り替える事も可能で、これにより100km 走行あたりで最大0.5Lのガソリン節約に寄与。回生ブレーキによる電力を蓄える48Vリチウムイオンバッテリーと、オルタネーターとスターターの役割を果たす48V水冷式ベルトスタータージェネレーターを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドシステムを初搭載しており、48Vベルトスタータージェネレーターはモーターとしても機能し、発進時トルクをアシスト。燃費向上に寄与するだけではなく発進・加速もサポートする。 2.0リッターTDIディーゼルターボエンジンは142kW(193PS)の最高出力と、400Nmの最大トルクを発生するEA288 evo型エンジン。尿素SCRシステムを2つに増やす事で窒素酸化物(NOx)の排出量をさらに削減するツインドージングシステムを搭載しており、フルタイム4WDシステムの4MOTIONと組み合わせる事で、力強い走りを実現した。トランスミッションはいずれも7速DSGで、燃費(WLTCモード)は1.5リッターeTSIモデルが15.6km/L、2.0リッターTDIモデルが15.1km/Lとなっている。 インテリアでは、センターコンソールに配置されたドライビング・エクスペリエンス・コントロールがオーディオの音量調整や運転モードの選択といった機能への素早いアクセスを実現。 また、ベースグレード以外の「エレガンス」と「Rライン」には空気圧式リラクゼーション機能を運転席と助手席に標準設定。さらにオプションのレザーシートパッケージ装着時には、8種類のパターンから選択できる空気圧式リラクゼーション機能を運転席・助手席の両席に搭載した。 この他、乗員とシートの間にこもった熱を逃して快適性を維持するシートベンチレーション機能や、外気温を検知してシートヒータベンチレーションを自動的に作動するよう設定することも可能になった。 フォルクスワーゲン ティグアン ラインナップ ・eTSI アクティブ:487万1000円 ・eTSI エレガンス:547万円 ・eTSI Rライン:588万9000円 ・TDI 4MOTION アクティブ:561万9000円 ・TDI 4MOTION エレガンス:621万8000円 ・TDI 4MOTION Rライン:653万2000円 ※トランスミッションはいずれも7速DSG
文=原アキラ 写真= Volkswagen