はやぶさ2の観測現状 JAXA会見(全文1)探査ロボは30日から分離運用へ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、記者会見を開き、小惑星探査機「はやぶさ2」の観測状況について説明した。 小型探査ロボット「ミネルバ2」は、21日(日本時間)にはやぶさ2から分離され、竜宮に着地。その後、ホップしながら移動していることも確認できたという。 探査ロボ「マスコット」の分離運用については、準備運用も含めて30日(同)から10月4日(同)にかけて行う予定。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「 【中継録画】はやぶさ2の観測状況は? JAXAが小型探査ロボの運用で説明」に対応しております。
「はやぶさ2」の運用状況について
司会:本日は説明会にお集まりいただきありがとうございます。定刻になりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催いたします。まず初めに登壇者の紹介をいたします。JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチームミッションマネージャ、吉川真。続きまして同じくMINERVA-II1担当、吉光徹雄。皆さま向かって左手側がドイツ航空宇宙センターMASCOTシステムエンジニア佐々木要さまの3名でございます。私は本日司会進行を担当いたします、広報部報道メディア課の永松愛子です。よろしくお願いいたします。それでは登壇者より小惑星探査機「はやぶさ2」の運用状況について説明を行います。お願いいたします。 吉川:はい。では「はやぶさ2」の運用状況についてご説明いたします。本日もたくさんの方にいらしていただき、どうもありがとうございました。では、早速資料のほうにつながっていきたいと思いますが、1枚めくっていただきまして、本日の内容は、まずはMINERVA-IIの速報ということで、先週MINERVA-II、リュウグウに降りていったわけですが、その後の状況をご報告いたします。そのあと今度は来週、MASCOTの分離運用っていうことになりますので、それについてのご紹介と、さらにはリュウグウの画像について、これもかなり面白い画像がそろってきましたのでご紹介したいと思います。 目次は省略いたしまして、次の4ページと5ページはいつもの資料なのでここは省略いたします。6ページをご覧ください。現状なんですが、9月19日から21日にかけてMINERVA-II1の分離運用を行いまして、21日にはRover-1Aと1Bの2機を無事にリュウグウに届けることができました。その後は2機ともホップをしながら移動をしていることも確認できました。今度はMASCOTのほうの分離運用ということで、これは準備も含めて、準備運用も含めて、もう9月30日から、今週末から始まります。10月4日にかけて行う予定、これは詳しくこのあとご説明したいと思います。 では早速MINERVA-II1の速報を吉光さんのほうからお願いします。