大阪府・吉村知事が定例会見6月30日(全文5完)施設を安全に運営する責任もある
ホテル療養から逃げ出した人が逮捕。受け止めを
共同通信:共同通信、三村です。本日、ホテル療養から逃げ出した人が逮捕されたんですけども、それに関しての受け止めと、再発防止についてのお考えをお願いします。 吉村:本日、ホテル療養から逃げ出した方が逮捕されたということも警察から報告を受けました。現状、その方は警察が逮捕して身柄を拘束していますから、われわれが直接接触することはできませんが、警察を通じて状況を確認しています。無症状だということは警察から報告を受けていますし、濃厚接触者がいないかどうかについても、警察を通じてちょっと確認をお願いしているというところです。 本来、この方っていうのは軽症で入って今は無症状ということですから、解除予定日が6月29日、昨日がそもそもの解除予定日だった方ではあるんですが、その中でも濃厚接触者がいないかどうか、解除に相当するかどうかということについて、保健所としては警察から情報提供を受けて、判断をしていきたいと思っています。 こういったことは二度とあってはならないと思っています。まずはそういった警察から釈放された人間、それが陽性者だという場合については、警察と保健所の情報共有、これを密にやっていきます。ここは警察にも要請いたしましたし、保健所にも話をして、できるだけ警察から釈放されるときに、できるだけ情報共有というのは十分にしてまいりたいと。そうやって再発を防止したいと思っています。 釈放されてしまうと、そこで通常の人と同じ扱いにやっぱりなってしまいますから、その前の段階で果たして捜査の必要性がなくなったとしても、じゃあ適切な対応はどうなのかっていうのを、われわれも検討、保健所としても検討する必要があるので、そこの情報共有というのはしっかりやることで、この再発の防止に努めていきたいと思います。
再発防止に努めていきたい
宿泊療養者の方に対しては、われわれはただ捜査機関とか人を拘束する権限がある機関ではないので、何か警備員さんを24時間配置で、宿泊療養所にやって、そういった対策は取ったりはしていますけれども、今回みたいに個室である窓から飛び出して脱出するようなことがあれば、なかなか防ぐのも難しいだろうなというふうには思っていますから、その前の段階でこういった、普通はないわけです。窓から、今までスルメイカを食べたいとか言って、正面から出た方もいましたけども、それはもう警備員との対応はあるにしても、こうやって窓から、個室にある窓からドアロックを壊して逃げていくってなると、これはなかなかわれわれの宿泊療養所の対応能力でそこまで防ぐっていうのも難しいと思いますから、その前の段階で警察から釈放される陽性者の方については、警察ときちんと情報共有をして、そしてどういった療養が適切なのかっていうのをきちんと判断した上でできるように再発防止に努めていきたいと思っています。 司会:すみません、ありがとうございます。それでしたら、これにて定例会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。いったんマイクをお返しします。 読売テレビ:本日、政務の質問を予定されている方はいらっしゃいますでしょうか。いらっしゃらないようですので、これで終了します。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月30日