富裕層「日本における割合は?」「資産いくらでお金持ち?」富裕層にみられる意外な特徴2つも解説
富裕層の2つの意外な特徴
金融資産1億~5億円の富裕層の1/3が、事業オーナーだとNRIの調査から明らかになっています。 ここでは、「NRIスタートアップ企業経験調査」の事業オーナーともいえる現役起業家、起業家予備軍を対象にした調査をもとに、富裕層の意外な特徴を解説します。 ●特徴1:現役起業家は相談相手に金融機関を選んでいる 現役企業家は、事業の立ち上げ相談などをする際、金融機関をはじめ多くの専門機関に対して信頼感が高く、相談相手に選んでいます。 その中でも、金融機関やVC(ベンチャーキャピタル)・CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)への信頼の高さがうかがえます。 スタートアップ企業の経営・事業運営の計画・準備時の相談先については、下図のとおりです。 金融機関や専門機関からの的確で専門的な情報提供やアドバイスは、起業家にとって事業を後押しする重要な要素です。 ●特徴2:家族や友人・知人との信頼関係を大切にしている 起業や事業計画だけでなく、将来のキャリアプランについても家族と十分に対話しています。 目指す姿を共有し、共感を得ながら家族の理解を深めています。 現役企業は約9割、起業家予備軍は約8割が、経営や事業運営の計画、準備時に家族からの理解を十分得られていると回答しています。
「富裕層」の価値観を取り入れながらライフプランに合った資産運用を
本記事では「富裕層」の割合や、意外な特徴についてみていきました。 お金を大切に使いながら資産運用をすることはもちろん、家族との円滑なコミュニケーションをとり、わからないことがあれば専門機関から知識を得ています。 すぐ富裕層になれるわけではありませんが、富裕層の資産額やマインドを理解して行動や意識を変えていきましょう。 まずは、ご自身のライフプランに合った投資を検討することから始めていきましょう。
参考資料
・首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」2024年6月21日 ・株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計|ニュースリリース|野村総合研究所(NRI)」
円城 美由紀