「大阪880万人訓練」実施 マナーモードでも音出る緊急メール送信
「大阪880万人訓練」実施 マナーモードでも音出る緊急メール受信
南海トラフ巨大地震の発生を想定してエリアメールや緊急速報メールの配信を通じて大阪府内にいる人に訓練として災害情報を伝達するため、大阪府などは4日午前に「大阪880万人訓練」を行った。 【中継録画】定例会見で「大阪府880万人訓練」実施について話す大阪府の吉村洋文知事
この訓練では、大阪府内にいる人の携帯電話にはマナーモードにしていても「大津波警報発表」の音付き緊急速報メールが届くというもので、今回で9回目の実施となる。 同日午前9時33分ごろ、大阪市中央区の道頓堀付近では、通行人らの携帯電話から一斉にメールの着信音が鳴り響き、立ち止まって着信内容をチェックする人たちの姿が多くみられた。同9時35分ごろには、大阪市からも同様のメールが届き、近くの商店街では再び着信音がアーケード内に鳴り響いていた。
また、今年から一人ひとりに訓練をしてほしいという進め方の1つとして、今回初めてSNSで訓練の輪を広げる試みを実施。大阪府の吉村洋文知事が「ハッシュタグで『大阪880万人訓練』を付けて、ぜひSNSで投稿して」と呼びかけを行っていたため、ツイッターなどにはこの訓練にかんする投稿が相次いだ。 SNSの投稿では、訓練開始前の同日9時10分ごろ、福井県で最大震度5弱を観測する地震が発生したこともあり「福井県のニュースを見たばかりなので驚いた」「あらためて我が家の非常用持出袋の中を点検し新型コロナに対応したマスクや消毒グッズも入れ分かる所に置くようにしました 」というものがみられた。