【パワーSUV対決】シュトゥットガルト対ミュンヘン 500馬力超のポルシェ カイエンとBMW X5の一騎打ち 果たしてその勝者は?
現在の実測値は、パンフレットの値よりもせいぜい5~10%高い程度だ。BMWを例にとると、データシートには12.5リッターと記載されているが、ガソリンポンプが吐き出したのは13.6リッターである。その結果、8.8パーセントの乖離が生じた。ただし、私たちのテストラップはフルスロットルの割合が高いので、完全に妥当な範囲内と言える。
カイエンはバッテリーが空だと喉が渇く
一方、不思議の国からの同じプラグイン消費量 – 「S E-ハイブリッド」の場合、実測値は工場出荷時の消費量を270%上回り、悪化している。そして、すでに述べた2回目の100km走行は、バッテリーが空になった現在、まだ続く。参考までに、半年前、e-ハイブリッドなし、つまり353馬力のV6のみを搭載したフェイスリフト「カイエン」を測定した。結果は、13.1リッターで350kgの軽量化。この比較で航続距離の後に「理論値」と書いたのはまさにそのためで、計算上の航続距離1,110kmは100kmごとにバッテリーをフル充電した場合にのみ達成できる。実際には、最初の100kmで6.3リッターを消費し、その後は100kmごとに13~14リッターを消費する。
パフォーマンス成分がBMWの価格を引き上げる
燃費と実用性についてはもう十分だろう。次は性能の話に移ろう: BMWは「X5 M60i xDrive」に、オプションの21インチホイールセットとスポーツタイヤ(ピレリP-Zero)を装着している。これにアダプティブMスポーツサスペンションとスポーツブレーキシステムが加わる。BMWのパンフレットによれば、後者は「MスポーツパッケージPro」にのみ装備され、グリルとヘッドライトにはシャドーライン、シートベルトには「シートベルトを締めた瞬間にスポーティなフィーリングを提供する」とされるMシートベルトが装着される。
さらに、スポーツパッケージはアダプティブLEDヘッドライトに1,100ユーロ(約18万円)追加され、すべてのパフォーマンス関連エクストラを含む定価は123,540ユーロ(約2,075万円)になる。