三菱重工のジェット開発中止「事実なら大変遺憾」愛知・大村知事会見2月7日(全文2)
航空機産業は伸びしろのある成長産業
今後20年間で世界のジェット旅客機の運航機数は1.7倍に膨らむと。当然、買い替え需要もありますから、ですから、今、飛んでいるものの、なんて言いますかね、も含めれば、それこそ今飛んでいる機数のもっと大きな需要があるということが見込まれているのも事実でございます。 従いまして、こうした航空機産業は引き続き伸びしろのある成長産業であることには変わりはありませんというふうに思っておりますので、私どもは引き続きこの日本の航空機産業、航空宇宙産業の中核を成す、この愛知および中部地域の航空機産業にしっかりと支援をし、また、この日本初のジェット旅客機の完成機をつくる、ジェット旅客機事業の最終完成機をつくるというこの事業は、引き続きこれは可能性を追い求めていきたいと思っておりますし、経産省、国とも十二分に、濃密に話をさせていただいておりまして、そうした方向で、さらにこうした飛行機事業、航空機事業を進めていくと、そしてその可能性をしっかり探っていくということを協議させていただいております。その方向は確認をさせていただいております。
航空機産業の発展につなげていただきたい
ということで今回のスペースジェットの中止ということが仮に事実であるとすれば大変残念であり、極めて遺憾だというふうに申し上げざるを得ませんが、引き続き関係の、サプライヤー、関係の企業の皆さんへの丁寧な対応、きめ細やかな対応、支援をしっかりやっていくとともに、また航空機産業、航空宇宙産業はやはり伸びしろのある成長産業であり、未来もあるということでありますので、引き続き、国ともしっかり連携しながら、その可能性はさらに探っていきたいと思っております。探っていけるというふうに思っております。 なお、今回、わが国の航空機産業発展のために、この完成機事業という大変難しい事業に、戦後初の国産ジェット旅客機の開発ということで、果敢に、果敢にチャレンジをしていただいた三菱重工さん、三菱航空機さんはじめ関係の皆さまには、あらためて敬意を表したいというふうに思っております。今回こういう形、残念な結果に至ったことについては、引き続きこういった関係者でしっかり検証していただきまして、また次なる航空機産業に未来発展のためにつなげていただきたい、生かしていただきたいというふうに思っております。ということでございます。以上です。はい、どうぞ。