多くの日本人が「会話に自信がない」と感じてしまう本当のワケ。実は“コミュ障”の人なんていない!?
コミュニケーションは技術です
「自分は話すのが苦手な性格で」 「気質的に人前に出るのがダメなんですよね」 という話はよく聞きますが、実際には、コミュニケーションは、そこまで性格や気質が関係するようなものではないと思います。 コミュニケーションとは、技術です。 ですから、磨けば、誰でもコミュニケーションが上手になるのです。 本書で紹介する内容も、最初は慣れないものもあるかもしれません。 結果はどうあれ、少しでも自分で試してみることができたら、“自画自賛力”で自分をほめてください。 慣れてきたら、「なるほど、意外と大丈夫なものだな」と思うはずです。
〈著者プロフィール〉齋藤 孝(さいとう・たかし)
1960年静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞、2002年新語・流行語大賞ベスト10、草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。著書に『いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人』(詩想社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『話がうまい人の頭の中』(リベラル新書)等多数。著者累計発行部数は、1000万部を超える。テレビ出演多数。