「レシピにアレンジを加えることが大事」 モデル・亜希さんが教える“自分の味”を作り出すコツ
“舌コピ”には絶対の自信がある
小竹:食べるのも好きですか? 亜希:好きですけど、食べるのは本当に最後です。味見になっちゃっていますね。私の「食べる」は外で食べることですね。家で食べるのは味見くらいです。 小竹:外ではどういう料理を食べるのですか? 亜希:最近は料理の仕事も多いから研究をしたいので、多国籍料理も行きますし、フレンチも行きますし、アジア料理も行きます。今まではお寿司とかお蕎麦とかが多かったですが、ちょっと角度を変えたりもしていますね。 小竹:お店に行くと、「これ家で作れるかも」と思うこともありますよね。 亜希:すごく感じますね。だから、音楽の人は耳コピができますけど、私は絶対に“舌コピ”ができると思う。「誰よりも私の舌はすごいのよ」と言っている人と対決したい(笑)。 小竹:“舌コピ”対決ですか(笑)。最近“舌コピ”したものはありますか? 亜希:“舌コピ”だけだと真似になってしまうから、そこにアレンジを加えると自分だけのものになるとは思っています。今年の夏にロスに行ってアメリカの料理を結構食べたのですが、盛り付けも大きくて大胆な料理が多かったので、そういうのを見ると“舌コピ”だけではなく“目コピ”もしたくなりますね(笑)。 小竹:料理家としてのレストランの楽しみ方になっていますね。 亜希:そうなんです。だから、外で食べて誰かの味を知るというのは大事ですね。自分の家のものだけだと視野も狭くなるし、同じもののルーティンにもなってしまいますからね。
レシピを軸にしてアレンジすることが大事
小竹:テレビ番組で料理を作ることもあるから、アイデアの幅を広げていく必要もありますよね。 亜希:そうそう。どんどん広げていかないと、本当になくなってしまうので。安くておいしくてリピートできて手軽に作れるというものを考えています。 小竹:忙しい人が多いですしね。 亜希:1日お家にいる方の料理と仕事で7時台に帰ってくる方の料理って絶対に違うと思うんです。だから、そこをうまく中和させながらメニューを考えていかないと。時間があれば誰でもできるので、そこを工夫しながらやっています。 小竹:レシピはどういうところから考えているのですか? 亜希:テレビ番組の場合は、お題を振られます。それが逆にゲーム感覚でできるというか、お題をもらってちゃんとクリアできると、それがまた自信につながってもいきます。 小竹:うんうん。 亜希:例えば、秋の食材で作るというお題なら、何が今動いているか、何が安いのかなどをまずは探り始めます。さらに、旬のものは体にもいいとか、そういうところからもいろいろと動かしていきますね。