計算力は【小学3年生まで】の基礎力で決まる!「計算ミス」「計算が遅い」悩みの解決法は?暗算力UPの問題から、高学年の計算ミスの原因まで!
解決ステップ① 叱る前に、計算ミスの原因を見つけてあげよう
親はつい「どうしてまた計算ミスしてるの?」と問い詰めてしまうものですが、それよりも、どのあたりでつまずいたかをチェックすることが大切です。 どこで間違っているのかがわかれば、お子さんに合ったサポートができるようになります。そのために、テストの点数だけではなく、中身を丁寧に見てあげてください。くり上がりやくり下がりがきちんと理解できていなかったり、「15-8」や「13-5」のような特定の計算でつまずいたりしていないでしょうか。 『算数嫌いな子が好きになる本』で紹介している「つまずきチェックリスト」を活用すれば、お子さんの計算ミスの原因が見つかるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
解決ステップ② 計算ミスが多い子の特徴を知ろう
■計算ミスのいちばんの原因は? 計算ミスが多い、いちばんの原因は計算練習が足りていないことですが、彼らにはいくつかの共通する特徴があります。 ・計算知識や計算技術が不足している ・計算が得意でスピードを優先してしまう ・ノートがぐちゃぐちゃで、字が汚くても気にしない 小さなつまずきを見逃さずに対処するためには、テストの答案やノートを見るだけで十分です。計算テストでのミスは、一時的な集中力不足かもしれませんし、基礎的な計算力が不足しているのかもしれません。 本当に理解できているかどうかを見極めるために、何回分かの計算テストを溜めておき、同じようなミスが続いていないかを確認してください。学校では時間的にも人数的にもそこまで細かく見るのは難しいと思うので、漢字と同様に、計算も親御さんがご家庭でサポートしてあげてほしいところです。 ■よくある計算ミスの具体例もチェック 引き算でまちがいやすいパターンとしては、くり下がりを忘れてそのまま計算してしまうこと。 また、割り算では、割る数を使ったかけ算をして商の見当をつけるとき、大きい数をためさずに小さい数できめつけてミスしてしまうパターンも多いです。