計算力は【小学3年生まで】の基礎力で決まる!「計算ミス」「計算が遅い」悩みの解決法は?暗算力UPの問題から、高学年の計算ミスの原因まで!
4~6年生の計算ミスとつまずきの原因とは
■小数点を正しく動かしていない?計算力が足りない? 4年生になると小数を扱う問題が出てきます。基礎的な計算力はしっかりあるのに、ミスが多い原因はただ一つ、小数点の移動の間違いです。 たし算、ひき算、かけ算で、小数点を正しくつけていなかったり、揃えていなかったりしていませんか? わり算の場合も同様で、小数点の移動がうまくできていないことがミスにつながることがあります。こうした場合は、繰り返し練習することで改善できます。焦らずに計算練習を積んでいきましょう。 ■4・5年生の計算ミスは、3年生までの基礎力不足 4年生や5年生で、「算数ができなくなってしまった」「計算ミスが減らない」というのであれば、3年生までの計算でつまずいている可能性があります。かけ算ではくり上がりのあるたし算、わり算ではくり下がりのあるひき算を間違えているのかも。その場合は、前の学年に戻って基礎計算からやり直しましょう。4年生であっても1年生の計算から、自分のペースで取り組むので構いません。続けていれば必ず力がついてきます。 ■実は多い。計算でつまずいている中学受験生 中学受験の塾では、計算ができることを前提に授業が進みますが、実は計算でつまずいていたということもよくあります。難問が次々に出題される中学受験ですが、全ての基本は計算力。これが固まっていないと、他の問題にもスムーズに取り組むことができません。基礎的な計算力をしっかり固めることが受験成功の鍵となります。 ただし、受験の追い込み期では、ミスを気にし過ぎて自信をなくすよりも、ミス込みでもほかの問題や科目でカバーして合格点を目指すという考え方にシフトしたほうがいい場合もあります。受験までの時間が限られているため、完璧を目指すよりも、トータルで合格点を取る方が重要だからです。 もちろん、自分に合った見直しのやり方などを身につけて、ミスをゼロにするのではなく、少しずつ減らしていくという意識も大切です。