成績トップ層の子の親が普段やっていることって? たったこれだけで子どもの「自己肯定感」がアップする方法
子どもの能力を伸ばす為、親にできること
「ウチの子が成績上位1%に入るなんて無理…」そう思っていませんか? 実は、「天才」じゃなくても、努力次第で成績上位1%は目指せるんだそうです。 【こちらも話題】「頭のいい子には3タイプいる」教育のプロが明かす、偏差値65以上の“成績トップ層”の実態 ではその為に保護者として子どもにどのようなサポートをすればいいのでしょうか? そこで今回は、数多くの難関校合格者を輩出した人気教育系インフルエンサーであるラオ先生の著書『成績上位1%が実践している勉強法』(イースト・プレス)から、“【保護者ができるサポート】子どもにやって欲しいことを、自分もやる”というトピックスに注目し、ご紹介します。 保護者との関り方は、子どもの成績だけでなく、その後の人生にとても大きな影響を及ぼします。では、どのように子どもと向き合えばいいのでしょう?
【保護者ができるサポート】子どもにやって欲しいことを、自分もやる
<13歳以降はそっと見守る> 教育現場で働いている中で、私が親と子との向き合い方について結論づけていることが1つあります。それは、保護者が積極的に子どもの先導者になる時期は12歳で終了し、その後は見守ることと最低限の保証しかできない。つまり、13歳以降は保護者と子どもは場合によっては対等な立場にならざるを得ないということです。 幼少期や小学生のうちはまだ自立心が育っておらず、保護者の見よう見まねでいいことをしよう、悪いことをしようと思うものです。なぜなら、小学生のうちは学校と家というコミュニティしかほぼ存在しておらず、保護者の関わり方が子どもの人生に大きく影響する場合が多いからです。 一方で中学生になると、部活動をしたり学習塾に通ったりすることでコミュニティが増え、ライバルや恋人など人間関係も多様に、そして深くなるため、相対的に家族との関わりが薄くなることがほとんどです。 そして勉強に関しても、ほとんどの科目の難易度が小学校に比べて格段に上がり、教育現場にいない限り、学習の深いところまで理解できている保護者は少なくなります。カリキュラムも約30年前とは大きく変わり、いまの中学生が学ぶ内容は保護者が学んできた内容と異なっている場合もあります。そのため、必然的に子どもに積極的に教えたり、質問に答えたりすることが難しくなり、勉強以外のアドバイスしかできなくなってしまうのです。 それでも中学生はまだ精神的に育ちきっていないことも多く、どうしても困ったときは、保護者に頼るしかありません。そのときには人生の先輩として、保護者のみなさんが子どもにとって世界一強い味方になるのです。 そのときにどれだけ寄り添えるのか、またどれだけ子どもの話をしっかりフォローできるのかが、子どもの翌日の体調やメンタルを大きく左右します。そして、その積み重ねが、合格という恩返しとなって返ってきます。