なんなんだこの安心感 古き良き“和顔”は健在!「T//WORLD ツアーV/Vx/Px」アイアン3機種比較試打
11月29日に発売する本間ゴルフの新アイアン「T//WORLDシリーズ」(以下、TW)。女子ツアーではすでに使いはじめた選手がいるなど評価は高い。今回紹介するのは「ツアーV」「Vx」「Px」の3機種。その特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説し、飛距離性能、弾道、打感をアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打して分析した。
アイアンもやさしさが加わってリニューアル
【ミタさん】 ことしのTWシリーズはドライバーも10Kになって話題ですが、アイアンの評価も高いです。シーズン中にもかかわらず、葭葉ルミが新「Vx」にスイッチしました。 【シオさん】 昔から「Vx」は女子プロに人気ですね。賞金女王になった頃のイ・ボミ(韓国)も使っていました。3機種の特徴として「Vx」「Px」「ツアーV」はどういう違いがあるんですか? 【ミタさん】 まず「ツアーV」は一枚モノの軟鉄鍛造。キャビティ構造ではありますが、キャビティ部分を浅くすることで、ボールの上がりやすさと、マッスルバックのような操作性を両立させたモデルになっています。「Vx」はやや深めのキャビティアイアン。4番から8番のトウ側に、7グラムのタングステンが入っており、ボールの上がりやすさに加え、直進性と安定性を持たせています。
【コウタロウ】 バックフェースだけを見ると「Px」も「Vx」にそっくりですけど…。 【ミタさん】 「Px」は全く異なる構造をしています。フェースがマレージングで、ボディが軟鉄鍛造という複合アイアン。5番から8番は、TWシリーズ初のL型カップフェースを採用したポケット型キャビティアイアンです。 【シオさん】 L型カップフェースにするメリットは? 【ミタさん】 反発性が高いので初速アップが見込めます。加えて、スイートエリアを広くすることができるので、芯を外したときの飛距離ロスが少なくなります。