今季はもう絶望的? 欧州、期待外れのクラブ6選。あの名門、サッカー日本代表所属チームもヤバイ!?
8月に開幕した2024/25シーズンだが、早くも各リーグの順位表では上位と下位のクラブで差が開きつつある。低迷するクラブの中には、開幕前には大きな期待を受けていたものの、スタートダッシュに成功できなかったクラブが存在する。今回は欧州5大リーグの序盤戦で期待ハズレに終わったクラブの現状を紹介する。 ※情報はすべて10月4日時点。スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
監督:エリック・テン・ハフ 順位:13位(2勝1分3敗) マンチェスター・ユナイテッドは、長く暗いトンネルを抜け出せずにいる。 エリック・テン・ハフ監督のもとで3年目を迎えるユナイテッドは、今夏の移籍市場で大型補強に踏み切った。 データサイト『Transfermarkt』によると、クラブは総額2億1400万ユーロ(約342億円)もの大金を投じて、DFレニー・ヨロやMFマヌエル・ウガルテらを獲得し、守備的なポジションにテコ入れを図っている。 また、前線には昨季ボローニャ(イタリア)で躍動したジョシュア・ザークツィーが加入。充実した陣容が完成し、大きな期待を受けて今季のプレミアリーグ開幕を迎えた。 しかし、いざ蓋を開けてみるとチームは低調なパフォーマンスに終始している。 リーグ戦の結果は、ここまで6試合を消化して2勝1分3敗の13位。フロントからの手厚いサポートを受け、就任3年目となったテン・ハフ監督にとって今季は「言い訳の利かない」シーズンであるはず。 だが、今季プレミアリーグ初挑戦の監督に率いられたブライトン(1-2)とリバプール(0-3)に敗れ、チームとして完成度の差を見せつけられた。 直近に行われた第6節トッテナム戦(0-3)での大敗で、指揮官への風当たりはこれ以上なく強まっている。 このまま、これまでの継続性やタイトル獲得の実績を考慮してテン・ハフ監督の下で立て直しを図るのか。それとも、現有戦力の最大出力を引き出すために監督交代に踏み切るのか。リーグ随一のビッグクラブは、早くも岐路に立たされている。