今季はもう絶望的? 欧州、期待外れのクラブ6選。あの名門、サッカー日本代表所属チームもヤバイ!?
レアル・ソシエダ(スペイン)
監督:イマノル・アルグアシル 順位:14位(2勝2分4敗) 日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは、今季序盤戦で絶不調に陥っている。 イマノル・アルグアシル監督は、正式にソシエダの監督に就任した2019/20シーズン以降、昨季までの5シーズンすべてでチームを欧州の舞台へ導いてきた。 その手腕は確かであり、現地メディア『Marca』は、クラブが現行では今季までとなる同監督との契約を延長する意向であることを9月末に報じている。 しかし、これは今季のチームのパフォーマンスを見る限り、ソシエダのサポーターにとって手放しに歓迎できるニュースではないだろう。なぜなら、ラ・レアルが残留争いに巻き込まれる予感さえ漂う最悪の序盤戦を過ごしているからだ。 チームは今季リーグ開幕戦のラージョ・バジェカーノ戦(1-2)を落とし、スタートダッシュに失敗。翌節エスパニョール戦(1-0)では、久保の決勝弾で勝利したことで調子を上げていくと思われていたが、第3節アラベス戦(1-2)で逆転負けを喫すると、負のサイクルに突入した。 第3節から第7節まで、リーグ戦5試合連続勝利なしで一時はリーグ16位まで順位を落としている。また、ELでもここまで2試合を戦って1分1敗と勝利が無い。 とはいえ、まだシーズン序盤戦である。先日行われた第8節バレンシア戦(3-0)では、久保の先制ゴールを皮切りに、同じく不調に苦しむ相手に3発快勝。 負傷によって戦列を離れていたブライス・メンデスが復帰したことは、今後の戦いにポジティブな影響を与えるはずだ。久しぶりの白星が、ソシエダ復活の狼煙となることに期待したい。
クリスタル・パレス(イングランド)
監督:オリヴァー・グラスナー 順位:18位(0勝3分3敗) クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督の苦悩はまだ続きそうだ。 昨季途中にパレスを率いることになったグラスナー監督は、補強なしでチームを一気にボトムハーフからトップ10フィニッシュへ導き、その手腕の高さを見せた。 しかし、今夏の移籍市場でその原動力となったFWミカエル・オリーズ(→バイエルン)、ヨアキム・アンデルセン(→フラム)らチームの主力選手が退団。 日本代表MF鎌田大地らを補強をしたとはいえ、戦力ダウンは避けられない。この問題をグラスナー監督がどう乗り越えるのかが注目されていた。 しかし、ここまでグラスナー監督はチームの最適解を見つけられていない。プレシーズンは5試合3勝2分と上々の結果だったが、いざプレミアリーグが開幕すると絶不調に。ここまでリーグ戦6試合を3分3敗という結果で消化しており、開幕から未だ勝利がないという危機的な状況に陥っている。 さらに付け加えると、パレスがここまで対戦した相手は、チェルシーを除けばリーグ順位の低いチームが多い。直近の第6節エバートン戦(1-2)では、同じくリーグ戦未勝利だった相手に待望の初勝利を与えてしまった。 対して、ここからリーグ戦3試合はリバプール、ノッティンガム・フォレスト、トッテナムと手強いチームとの対戦が続く。是が非でも勝ち点3が欲しいパレスを嘲笑うかのように、初勝利のハードルが上がっている。 ここで勝利を挙げられるかがクリスタル・パレス浮上のカギを握っているといっても過言ではないだろう。