今季はもう絶望的? 欧州、期待外れのクラブ6選。あの名門、サッカー日本代表所属チームもヤバイ!?
フェイエノールト(オランダ)
監督:ブライアン・プリスケ 順位:6位(2勝4分0敗) 大不振という訳ではないが、オランダの強豪フェイエノールトが苦戦している。 日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは、アルネ・スロット監督がリバプールに引き抜かれたことで、今季よりブライアン・プリスケ監督が指揮をとっている。新監督のもとでここまで6試合を戦い、結果は2勝4分0敗。リーグ6位に位置している。 これは決して悪い数字ではないが、昨季のスロット政権はシーズンを26勝6分2敗で終えている。これに対して、今季は序盤戦ですでに4試合も勝ち点を失っている。優勝を狙うクラブとしては許されない数字だ。 不調の原因の1つに考えられるのが、エースFWサンティアゴ・ヒメネスのパフォーマンスだ。昨季リーグ戦で23ゴールを奪ったヒメネスは、今季も既に2ゴールを奪っているが、現地メディア『FCUPDATE』は同選手の「スペースがあったときのストライカーの動き」に問題があると指摘。昨季よりもパフォーマンスが落ちていることを懸念していた。 チームの不調にさらに追い打ちをかけるかのように、第6節NACバレダ戦ではヒメネスが負傷。パフォーマンスの低下が問題視されているとはいえ、依然としてチームの攻撃の柱であるヒメネスの離脱は大打撃である。 チームが再び、優勝争いに参戦するためにはエースに代わる点取り屋が必要だ。長くヒメネスの控えとなっていた上田には、実力を発揮するまたとないチャンスである。
ローマ(イタリア)
監督:ダニエレ・デ・ロッシ→イヴァン・ユリッチ 順位:9位(2勝3分1敗) ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督の解任の報はカルチョの世界に大きな衝撃を与えた。 クラブのレジェンドであるデ・ロッシは、今年1月に成績不振によって解任されたジョゼ・モウリーニョの後任としてローマの監督に就任した。 当初は経験不足などを理由にその力量に対して懐疑的な見方もされていたが、デ・ロッシは公式戦26試合で14勝6分6敗と見事にチームの立て直しに成功。ローマをリーグ6位フィニッシュに導き、6月にはクラブとの契約を2027年まで延長していた。 しかし、2年目の今季は一転して厳しい試合が続いた。得点力不足に苦しみ、リーグ開幕から4試合を終えて勝利無し。順位は16位と低迷し、クラブは現地時間9月18日付でデ・ロッシ解任に踏み切った。 クラブを愛するレジェンドの電撃解任には否定的な意見が数多く寄せられたが、後任のイヴァン・ユリッチ監督のもとで上昇気流に乗り始めている。 監督交代直後の第5節ウディネーゼ戦では、今季好調を維持していたチーム相手に3-0の快勝に成功した。ここまでユリッチ指揮下で公式戦4試合を戦い、結果は2勝1分1敗。デ・ロッシ解任の是非はともかく、監督交代の成果は数字上しっかりと現れている。