焚き火よりも手軽に使える! アウトドアの心強い相棒「ガスコンロ」の選び方とは
キャンプと言えば焚き火を囲んでの料理をイメージする方も多いですよね。しかし、実際に火を起こすとなると手間や時間がかかるため、手軽に楽しみたい方には億劫に感じることも。そこでおすすめしたいのが、アウトドア用ガスコンロ。手軽に火が使えるお助けアイテムです。この記事ではガスコンロの種類と、それぞれの特徴を踏まえた選び方をご紹介します。 【写真】カセットコンロの使い方をチェックする(全6枚)
手軽で安心! 家庭用のカセットガスコンロ
持ち運べるガスコンロと言われて最初に思いつくのは、家庭でもよく使われる「カセットガスコンロ」ではないでしょうか。こたつでお鍋を囲むときに使うもの…… と用途を限定するのはもったいない使い方です。実は「カセットガスコンロ」はアウトドアでも非常に役立つアイテム。すぐに火が付き、手軽なのが最大の魅力です。野外でも家庭で使い慣れた感覚で調理ができるのは嬉しいですよね。 また、燃料に使う「CB缶」と呼ばれるカセットガスが、スーパーやコンビニなどで手に入れやすいこともアウトドアでおすすめしたい理由のひとつ。旅先でアウトドアショップを探すのは難しくても、コンビニならより簡単に見つけられるでしょう。ガスが切れてしまったり忘れてしまったりしても、手軽に補充可能なので安心です。
コンパクトでも火力が欲しいときに! ガス缶の種類が選べるシングルバーナー
次にご紹介するのは、「シングルバーナー」と呼ばれるガスコンロ。ガス缶を五徳に直接取り付けて使用するタイプで、軽量で持ち運びがしやすいことが大きな特徴です。コンパクトに収納できるため、ソロキャンプや少人数でのキャンプにおすすめ。また、設置が簡単ですぐに調理を始められるので、短時間のキャンプや山登りなどでも活躍してくれるでしょう。 ガス缶のタイプは先述の「CD缶」を使うタイプだけでなく、アウトドア専用のガスボンベ「OD缶」を使うタイプがあります。OD缶は火力に優れ、高地や寒冷地でも使用可能。キャンプ地の状況によってはCD缶だと火力不足になる場合があるため、安定した火力を求める方におすすめです。
大人数キャンプで大活躍! 2個同時に調理可能なツーバーナー
最後にご紹介するのは「ツーバーナーガスコンロ」。名前の通りコンロが二口あるタイプで、同時に2つの料理を作れるのが最大の特徴です。広々とした調理スペースが確保できるため、複数の料理を一度に作りたい方や複雑なメニューに挑戦したい方におすすめ。とくに家族や大人数でのキャンプでは、このツーバーナーが非常に便利です。 シングルバーナー同様、ガス缶は「CD缶」タイプと「OD缶」タイプの両方が販売されていますので、どのような状況でキャンプするかによって使い分けるとよいでしょう。 アウトドア用ガスコンロの選び方は、キャンプ地や人数によって異なります。自分のキャンプスタイルに合ったガスコンロで、アウトドア料理を最大限に楽しんでくださいね。
野中陽平